【熊本地震 19報】ご支援ありがとうございました

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ハビタット・ジャパンは、7月末をもって、熊本地震の被災地における緊急支援を完了いたしました。約100日におよぶ熊本県西原村での支援活動をお支えくださった個人の方をはじめ、企業や団体の皆さまに改めて感謝申し上げます。ありがとうございました。
震度7を観測した熊本地震が発生したのは2016年4月14日。相次ぐ地震による被害が明らかになるにつれ、家屋にも甚大な被害がもたらされていることが判明しました。この状況を受け、4月21日にスタッフ2名を熊本県に派遣。震源断層が走る熊本県益城町や西原村を中心に、被害の状況、そしてニーズ調査を実施しました。震源断層の位置する両地域とも家屋被害は深刻なものでしたが、行政の規模が小さい西原村では人員不足により災害ボランティアセンターの立ち上げが遅れていることに加え、その運営を支える支援団体も多くないことから、結果、ハビタットは西原村での支援を決定。4月下旬より以下の取り組みを通じて緊急支援に尽力してまいりました。
＜西原村災害ボランティアセンターの運営サポート＞
被災された方が抱える問題を一つでも多く解決できるよう、災害ボランティアセンターの運営をサポート。加えて、災害ボランティアセンター内に"住まいと暮らしのサポートチーム(すまいサポート）"を発足。ボランティアによる被災家屋の片付けだけでなく、すまいサポートでは住宅再建に関わる情報提供に加え、再建へのお悩みを抱える住民と建築士などスキルを持つボランティアの方を繋ぐ架け橋としての役割を担っています。
＜若者による被災地でのボランティア活動をサポート＞　
被災地でボランティアとして活動する機会をハビタット・ジャパンの学生支部（キャンパスチャプター）のメンバーに創出することで、被災地のニーズに応えるだけでなく、キャンパスチャプターのメンバーを通じて、熊本支援の必要性を各地域に訴えることができました。これまでに、日本全国のキャンパスチャプターを中心に、ハビタットの活動に取り組むボランティア延べ104名が熊本で支援活動にあたりました。
＜コミュニティ再生をサポート＞
被災して利用できなくなっていた万徳地区公民館の修繕を支援しました。万徳地区は西原村で2番目に大きな集落。127世帯392名が暮らしていました。地域住民が寄り添える場を再建することで、コミュニティを再生。コミュニティの復興を後押ししました。
＜仮設住宅の住環境改善＞
仮設住宅へ入居された方からの「狭くて収納スペースがない」という課題を受け、仮設住宅内で木工物づくりワークショップを実施しました。学生ボランティアと地元の建設関係者の協力のもと、住民の方と一緒に収納棚を制作。住民とボランティアが交流しながら、ともに仮設住宅の住環境改善に取り組みました。

西原村の復興への取り組みはまだ始まったばかり。西原村災害ボランティアセンターは、7月末にその名称を西原村復興支援災害ボランティアセンターに改め、被災された住民の皆さまが、そして村全体が、これまで以上に元気な姿を取り戻せるよう、その役割をニーズにあわせ変化させ、西原村の復興に取り組んでいます。また、西原村では西原村に暮らす住民の皆さんが主体となったさまざまな復興プロジェクトが立ち上がっています。ハビタットは7月末で緊急支援を完了しますが、キャンパスチャプターによる活動などを通じて、西原村の復興を引き続き見守ってまいります。
熊本地震緊急支援の実施は、アルワリード財団をはじめ、個人や団体、企業の皆さま、そして、街頭募金や現地でのボランティア活動に協力くださったキャンパスチャプターの皆さまによるご支援・ご協力のもと実現することができました。活動へのご支援・ご協力誠にありがとうございました。熊本地震緊急支援は完了しますが、ハビタットは今後も国内外のパートナー、キャンパスチャプター、ご支援くださる個人や団体・企業の皆さまと協働し、｢誰もがきちんとした場所で暮らせる世界」の実現を目指して住まいの問題に取り組んでまいります。
<< 熊本地震緊急支援をご支援くださった団体の皆さま >>
アルワリード財団
商船三井ロジスティックス株式会社
Airbnb Japan 株式会社
ハビタット・ジャパン学生支部一同　他
ご支援・ご協力くださり誠にありがとうございました。

ハビタット・フォー・ヒューマニティ・ジャパン　スタッフ一同

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