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【熊本地震 第2報】現地からの報告(2)

KumamotoMap.png熊本地震の被災地に入ったハビタットは、調査のうえ、支援、そして支援を届けるための運営スタッフが不足している熊本県阿蘇郡西原村(にしはらむら)を中心に、"誰もがきちんとした場所で暮らせる世界"の実現を目指し、被災されたご家族が一日も早くもとの生活を取り戻せるよう支援を行っていくことを決定しました。

西原村は、震度7の被害を受けた益城町(ましきまち)、6強を観測した南阿蘇村(みなみあそむら)の間にある人口6,809名(2016年3月熊本県庁発表)の小さな村です。これらの地域は、熊本地震を引き起こしたとされる布田川断層帯の延長線上にあることから、激しい揺れにより甚大な被害を受けました。

そのため、西原村でも住宅の損壊被害が大きく、全壊および半壊の住宅の軒数は、現場からの報告によると26日現在1,421軒にのぼっています。西原村全体の世帯数は約2,600世帯にあたるため、住宅の損壊被害を受けた世帯数は村の約6割にあたります。4月22日より始まった被災住宅の応急診断では、「危険」とかかれた赤紙の貼られた住宅が目立っています。

Nishihara0427 (4).jpg現地には、2011年3月から2015年3月末までハビタットが取り組んだ東北復興支援事業の現場で、被災された方の住まいに関わるニーズを吸い上げ、ボランティアと共に支援を行ったスタッフが派遣されています。当面の間は、村の役場や地元の社協と連携し、開設されたばかりのボランティアセンターの運営、そしてボランティアワークのマネージメントをサポートしながら、中期的には被災された方の生活再建に向けた支援を検討していく予定です。



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◆ バックナンバー
2016.04.25 : 【熊本地震 第1報】現地からの報告(1)

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