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【熊本地震 第12報】公民館の修繕支援、憩いの場を再び (1)

KumamotoDR0608Mantoku (4).jpg西原村の万徳地区は127世帯392名が住む、西原村では2番目に大きな集落。今回の地震で集落のほとんどの方が住宅に被害を受け、現在でも被災したままの自宅で生活を続けていたり、避難所で生活をされていたりと、多くの方が未だ不自由な生活を続けています。

その万徳地区の公民館は、熊本地震が発生する前まで、子ども会や敬老会、地域の会合、サロン活動など、子どもからお年寄りまで住民が集まり、様々なイベントが開かれ、交流の輪が広がる場所として利用されていました。しかし、地震の影響で公民館の建物が被災。天井や壁が剥がれかけ、建物が少し傾くなど、住民が安心して使用できる状態ではなくなっていました。


震災後は、水や食糧などの支援物資を置く場所として公民館は利用されてきましたが、公民館としての本来の機能、「住民の集う場」としての再生が強く求められていました。「地震があってから地域の行事ができんごとなった。毎年ここで敬老会が開かれよったけど、今年はできるかな」と万徳地区の源区長さんは声を漏らします。

KumamotoDR0608Mantoku (1).jpgハビタット・ジャパンは、住民の声を受け、万徳区住民の方が再び集まり、憩う場が復活できるよう、コミュニティ支援の一環として公民館の修繕を支援することを決めました。地震によりはがれた天井や壁の張替、柱の傾き修正、盛り上がった一部の床の修繕、外壁のヒビを補修する作業などを行う予定です。

震災前には当たり前に行われていた"集い"を、震災後だからこそ、また当たり前に行えるように。子どもからお年寄りまで、たくさんの笑顔が生まれる地域の集いが、地域の復興の力になるように。そんな思いから公民館の修繕を支援してまいります。


MOL Logo(1).jpgのサムネール画像※公民館修繕は、商船三井ロジスティクス株式会社をはじめ、アルワリード財団、ハビタット・ジャパン学生支部その他団体や個人の皆さまからお寄せいただいたご寄付により修繕支援が取り組まれています。


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◆ バックナンバー
2016.07.01 : 【熊本地震 第11報】ボランティア体験談(2)
2016.06.30 : 【熊本地震 第10報】現地からの報告(5)
2016.06.18 : 【熊本地震 第9報】ボランティア活動報告 (3)
2016.06.16 : 【熊本地震 第8報】現地からの報告(4)
2016.06.01 : 【熊本地震 第7報】ボランティア活動報告 (2)
2016.05.25 : 【熊本地震 第6報】ボランティア活動報告 (1)
2016.05.23: 【熊本地震 第5報】現地からの報告(3)
2016.05.16 : 【熊本地震 第4報】ボランティア体験談(1)
2016.05.12 : 【熊本地震 第3報】ハビタット・ジャパンの支援計画
2016.04.26 : 【熊本地震 第2報】現地からの報告(2)
2016.04.25 : 【熊本地震 第1報】現地からの報告(1)

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