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ハビタットのコアハウス建築が進む北部マナー県ワッタカンダル村。長い雨季がようやく明け、強い日差しが照りつける中、ホームオーナーらによるスウェットエクイティが行われています。
  
srilankawaddakandalsabuhan_20120131.jpgコンクリートのブロックを作るためにセメントと砂の混ぜ合わせ作業を続けるサブハン(Sabuhan)さんもその一人。サブハンさんは1990年から避難生活を開始し、紛争が終結した2009年に帰還するまで19年もの間、マナー県周辺で4度避難先を変えながら先の見えない生活を余儀なくされていました。
 
最後の避難先となったプッタラム県で結婚。2人の子どもを授かった後、夫婦でサブハンさんの生まれ故郷であるワッタカンダル村に帰還。母親の生家で再定住を開始しました。
 
しかし、その暮らしは、サブハンさん一家を入れて3世帯が同居するという窮屈なもの。家族の部屋は6畳一間のみで、トイレもない状態です。「なんとか家族を養い生計を立てるのがやっと」と語るのは妻のファルハナ(Farhana)さん。「自分たちの家を持ちたくても、まったくお金が貯まらない」日々だと言います。
 
今回、ハビタットの支援を受けることになり、スウェットエクイティに積極的に参加しているサブハンさん。「子供たちを自分が生まれた場所できちんと育てられる機会を得ました。この家が建ったら、将来は一部を改築して家庭菜園を作り、そこで出来た野菜を販売するお店を持ちたいですね」と、その喜びと共に夢を教えてくれました。
 
  
◆支援状況/現地リポート
2012.12.19 【北部 第10報】ニラセネ村、ハビタットハウスでの新生活
2011.12.12 【北部 第9報】雨続きで作業困難も、現場で育つコミュニティの絆
2011.10.26 【北部 第8報】建築作業が本格化、住民も積極的に参加
2011.09.19 【北部 第7報】DOORS OF HOPE:100軒完成を目指して
2011.09.01 【北部 第6報】ホームオーナー入居開始!希望のドアを叩いて
2011.07.21 【北部 第5報】ハビタットハウス完成!それぞれの未来に向かって
2011.07.16 【東部 第3報】住居修繕キット配布完了、約1,000人を支援
2011.06.26 【北部 第4報】紛争帰還民の現在(2)
2011.06.25 【北部 第3報】紛争帰還民の現在(1)
2011.06.18 【北部 第2報】自分で未来「建て」直す!スウェット・エクイティ
2011.05.16 【東部 第2報】ニーズを再調査、住居修繕キットをアップグレード
2011.05.16 【北部 第1報】紛争帰還民支援、ホームオーナー選定を実施
2011.05.02 【東部 第1報】水害被災者への住居修繕・シェルター支援を開始
2011.04.18 【スリランカ】紛争/水害被災者支援がスタート!支援募金受付開始