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【スリランカ北部 第7報】DOORS OF HOPE:100軒完成を目指して

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jpflogo_20110516.jpg8月中旬、コアハウス支援を行う北部マナー県において、さらに70軒以上を建築することが決まりました。今回も引き続きジャパン・プラットフォームの助成を受け、ハビタット・スリランカと連携しながら紛争帰還民の再定住を支援します。
 
orientation_20110805.jpg新たな事業地は、マナー県の中心地マナータウンから25kmほどの距離にあるワッタカンダル村(Vaddakandal)。村の帰還民の大多数がイスラム教徒というコミュニティです。マナー県では、少数派であるイスラム教徒が冷遇されてきた歴史があり、ワッタカンダルでも、彼らの再定住に向けた支援が後回しにされる状況が続いていました。7月以降、帰還民の居住環境や生活状況に関する調査と共に、事業の概要やコアハウスのデザイン、建築日程などに関する説明会を重ね(左写真)、まず最初に支援を受ける36世帯を選定。現在、第1グループ10世帯が建築作業を開始し、ホームオーナー家族がスウェット・エクイティとして土台部分の穴掘り作業に取り組んでいます。
  
彼らの多くは、戦闘の激化に伴い1990年に周辺の県へ避難、政府の運営する保護施設や難民キャンプで避難生活を行っていました。紛争終結後の2010年5月頃に帰還を開始したものの、戻ってきた自分たちの村は以前の面影もないほどに荒廃。彼らはヤシの葉や金属合板シートを使ってなんとかシェルターを作りましたが、そこにはもちろん十分なスペースも、水も、トイレも、プライバシーもありません。また多くの住民が、日雇い労働者、石工、ドライバーや稲作農業で生計を立てていますが、月収は3,000-10,000ルピー(平均4,000ルピー、約2,800円)という苦しい生活を余儀なくされています。
  
ハビタット・ジャパンでは来春までに、ニラセネでの17軒を含むコアハウス100軒の完成を計画。ホームオーナーが、自分たちの未来に希望を見出していくための入り口(DOORS OF HOPE)を提供できるような支援を目指します。
 
 
◆支援状況/現地リポート
2011.09.01 【北部 第6報】ホームオーナー入居開始!希望のドアを叩いて
2011.07.21 【北部 第5報】ハビタットハウス完成!それぞれの未来に向かって
2011.07.16 【東部 第3報】住居修繕キット配布完了、約1,000人を支援
2011.06.26 【北部 第4報】紛争帰還民の現在(2)
2011.06.25 【北部 第3報】紛争帰還民の現在(1)
2011.06.18 【北部 第2報】自分で未来「建て」直す!スウェット・エクイティ
2011.05.16 【東部 第2報】ニーズを再調査、住居修繕キットをアップグレード
2011.05.16 【北部 第1報】紛争帰還民支援、ホームオーナー選定を実施
2011.05.02 【東部 第1報】水害被災者への住居修繕・シェルター支援を開始
2011.04.18 【スリランカ】紛争/水害被災者支援がスタート!支援募金受付開始

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