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【スリランカ北部 第6報】ホームオーナー入居開始!希望のドアを叩いて

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beforeafter_20110803(2).jpg今年4月中旬からコアハウス支援を行ってきた北部マナー県では、ニラセネで全17軒の住居が完成、現在、準備が整った家族から入居を開始しています。
  
ホームオーナーの一人であるリンゲスワラン(Lingeswaran)さんは、「自分たちだけではとても手に入れられない家を持つことができただけでなく、それを家族で建てることができました。それはこれから新しい生活を始めていく上で本当に大きな励みになります」とその喜びを伝えてくれました。リンゲスワランさん夫婦は今回、人一倍スウェット・エクイティに力を入れてきました。他人からもらったのではない、「自分で建てた」と言える家が完成した今、将来がとても楽しみな家族の一つです。
 
その他、入居を開始したホームオーナーからは、「窓に鉄格子、ドアには南京錠が取り付けられたことで、とても安心感がある」、「キッチンと寝室が別々の部屋になったので、焚き木の煙で苦しい思いをしなくなってよかった」、「屋根瓦のおかげで、風通しが良く、緊急シェルターと違ってとても過ごしやすい」といった声も多く聞かれています。ホームオーナーの建築参加、自立支援の制度だけでなく、家の造りや機能、デザインの面についても、現地の要望を最大限取り入れて、彼らが本当に住みたいと思う家づくりを目指してきた成果です。
 
housededicationceremony_20110815.jpgそして、それをうれしそうに語る彼らの笑顔から見えるもの、それは希望です。ホームオーナーの一人であるラジェスワリ(Rajeswari)さんは、「もっと部屋を増やし、インドで避難民生活を続けている娘を迎え入れ、一緒に暮らせるようにしたいです」と、家族の再会に向けたコアハウスの増築を計画、期待を膨らませています。長い紛争が終わり、最大で20数年にわたる避難民生活を終えた人々が、それでも前を向いて歩んでいくために必要な希望。人々から希望が失われれば、北部の平和は壊れてしまうかもしれません。北部を再び紛争の焦土と化さないためにも、ハビタット・ジャパンは引き続き、「自立・安心・希望」を提供し続けていきたいと考えています。
 
 
◆支援状況/現地リポート
2011.07.21 【北部 第5報】ハビタットハウス完成!それぞれの未来に向かって
2011.07.16 【東部 第3報】住居修繕キット配布完了、約1,000人を支援
2011.06.26 【北部 第4報】紛争帰還民の現在(2)
2011.06.25 【北部 第3報】紛争帰還民の現在(1)
2011.06.18 【北部 第2報】自分で未来「建て」直す!スウェット・エクイティ
2011.05.16 【東部 第2報】ニーズを再調査、住居修繕キットをアップグレード
2011.05.16 【北部 第1報】紛争帰還民支援、ホームオーナー選定を実施
2011.05.02 【東部 第1報】水害被災者への住居修繕・シェルター支援を開始
2011.04.18 【スリランカ】紛争/水害被災者支援がスタート!支援募金受付開始

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