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【スリランカ北部 第3報】紛争帰還民の現在(1)

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homeowner_neelasenai_20110505(1).jpg紛争帰還民の再定住に向けて住居建築を続けるマナー県ニラセネ村では、調査を進め、帰還した住民の話を聞くうち、内戦中に起きた不運な出来事や彼らの置かれた様々な境遇が浮き彫りになって来ました。
 
1983年、紛争の最前線となった北部地域では、多くの住民が、戦闘の激化に伴い、その故郷を追われました。ニラセネ村でも、そのほとんどが1990年頃から避難生活を開始しています。避難先は様々で、マナー県内では教会や刑務所が多い一方、隣県や隣国インドの難民キャンプに逃れる家族もいました。
 
その中に、内戦当時とても忘れることのできない体験をした人がいました。
 
homeowner_neelasenai_20110626(1).jpg昨年6月にニラセネ村への帰還を果たしたニッカラン(Neekilan)さんの家は、内戦前、村で一番大きな家でしたが、その大きさが災いし、避難生活中に反政府軍によって占拠、軍事拠点として使われていたそうです。銃弾の跡とともに残る家の残骸が、当時の様子を物語っていました(写真左)。
 
また、銃撃によって負傷した人も。サルミラ(Sarmila)さん(写真右)は、左腕を政府軍によって撃たれ、今ではほんの軽いものしか持てない状態になってしまいました。彼女の左腕には、痛々しい傷跡が残っています。
 
ハビタット・ジャパンは、「誰もがきちんとした場所で暮らせる世界」の実現に向け、長期的な支援活動を行っていきます。
 
 
◆支援状況/現地リポート
2011.06.18 【北部 第2報】自分で未来「建て」直す!スウェット・エクイティ
2011.05.16 【東部 第2報】ニーズを再調査、住居修繕キットをアップグレード
2011.05.16 【北部 第1報】紛争帰還民支援、ホームオーナー選定を実施
2011.05.02 【東部 第1報】水害被災者への住居修繕・シェルター支援を開始
2011.04.18 【スリランカ】紛争/水害被災者支援がスタート!支援募金受付開始

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