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doorsofhope_neelasenaihomeownerpoopathirasa_20111221.jpg今年4月から建築を開始し、7月末にコアハウスが完成したニラセネ村。それぞれのホームオーナーたちが自らの手で建てた家で新しい生活を始めています。完成から4カ月が経過した現在では、いまだ生活に余裕はないものの、知恵と努力で工夫を凝らしながら増築にトライしているホームオーナーもいます。
  
プーパシラサ(Poopathirasa)さんは、ハビタットの支援以前に住んでいたシェルターの屋根用トタン板を壁用の資材として転用、家族全員で台所と物置のスペースを作りました。以前は、狭くて暗い、蒸し暑い台所で煙まみれになりながら食事を支度。それが今では、手作りの調理台とかまどで不便なく家族のために台所に立つ毎日です(左写真)。「煙の心配もなく、安心して楽に料理できるようになりました」と、料理を手伝う娘のサルミラ(Sarmila)さんも満足の様子でした。
   
doorsofhope_neelasenaihomeownerlingeswaran_20111221.jpgリンゲスワラン(Lingeswaran)さんは、海沿いで強風が吹くマナー県ならではの対策として、家の周囲を椰子の葉っぱで丁寧に囲い手作りの柵を設置(右写真)。「家を建てた時に(スウェットエクイティとして)一家全員で一緒に建てたことが、家族みんなに誇りと自信を与えてくれました」と振り返りながら、「家族が今後も長く住む家だからこそ」と、新しい家を大切に管理していこうとする気持ちを表現。ハビタットハウスへの愛着と新生活に対する喜びが伺えました。
 
 
◆支援状況/現地リポート
2011.12.12 【北部 第9報】雨続きで作業困難も、現場で育つコミュニティの絆
2011.10.26 【北部 第8報】建築作業が本格化、住民も積極的に参加
2011.09.19 【北部 第7報】DOORS OF HOPE:100軒完成を目指して
2011.09.01 【北部 第6報】ホームオーナー入居開始!希望のドアを叩いて
2011.07.21 【北部 第5報】ハビタットハウス完成!それぞれの未来に向かって
2011.07.16 【東部 第3報】住居修繕キット配布完了、約1,000人を支援
2011.06.26 【北部 第4報】紛争帰還民の現在(2)
2011.06.25 【北部 第3報】紛争帰還民の現在(1)
2011.06.18 【北部 第2報】自分で未来「建て」直す!スウェット・エクイティ
2011.05.16 【東部 第2報】ニーズを再調査、住居修繕キットをアップグレード
2011.05.16 【北部 第1報】紛争帰還民支援、ホームオーナー選定を実施
2011.05.02 【東部 第1報】水害被災者への住居修繕・シェルター支援を開始
2011.04.18 【スリランカ】紛争/水害被災者支援がスタート!支援募金受付開始