※受付は3月31日で終了しました。
昨年11月8日にフィリピンのビサヤス地方を襲った台風30号により、110万世帯を超える家屋が破壊され、今も多くの方が元の暮らしを取り戻すために支援を必要としています。一方、大きく報道されませんでしたが、台風30号発生の3週間前、10月15日に、フィリピン南部のボホール島をマグニチュード7.2の地震が襲い、7万世帯の家屋が破壊されました。ハビタット・フィリピンでは、この二つの自然災害への対応を発災直後より行い、これまでに、12,000世帯に対する簡易住居の建築支援を行いました。しかしながら、これまで行った支援は、ほんの始まりにすぎません。ハビタットは、今後3年をかけて、一世帯でも多くの家族が安心して暮らせる場所を取り戻せるよう、支援を続けていきます。
<Re-Build Philippines Program:支援の3本柱>
◆自力による家屋修繕支援
家屋の自力修繕を支援するために「住居修繕キット」の配布を行っており、合計3万キットの配布を目標に活動を続けます。また、瓦礫の撤去や修繕支援を行う専門チームが、緊急支援車両を使い、各地で移動しながら支援を行う計画です。
◆コアハウスの建築支援
高波の被害を受けた地域を対象に、フィリピン政府は、沿岸より40メートル圏内を非居住区と指定しました。◆コミュニティ支援
個人世帯に対する支援にとどまらず、学校や医療機関、図書館や地域センターなど地域施設の修繕もハビタットは行います。子どもたちが成長する上で適切な環境を整えつつ地域が復興することを目指し、保健衛生や教育関連のインフラが整った、災害の少ない町づくりを実現するために、他団体とも協力しながら活動を続けます。
ハビタット・ジャパンは、台風30号の発災直後より、支援者の皆さまに、フィリピンにおける活動支援金のご協力をお願いして参りました。大勢の方々が呼びかけに応えてご協力くださり、これまでに2,333,784円を超える支援金が寄せられました。被災地での支援活動は、今後も長期にわたることが予想されますが、支援金の受付は、この3月末をもちまして一旦終了とさせていただきますが、ハ更なるご支援をお考えの際は、ハビタット・ジャパン(info@habitatjp.org)までご連絡ください。 多くの皆さまから温かいご支援をいただきまして、誠にありがとうございました。
被災地では、3万個の住居修繕キットの配布、3万戸のコアハウス建築、そしてコミュニティ支援を実現するために、ハビタットは支援活動を今後も続けて参ります。
◆ バックナンバー
2014.01.20 【フィリピン第7報】コアハウスの建築に向けて
2013.12.24 【フィリピン第6報】被災から1ヶ月半が経過しました
2013.12. 4 【フィリピン第5報】簡易住居(シェルター)の建築が始まりました!
2013.11.26 【フィリピン第4報】ホームパートナーストーリー
2013.11.19 【フィリピン第3報】ギンサウゴン村の今
2013.11.13 【フィリピン第2報】ハビタットによる支援プラン
2013.11.12 【お知らせ】フィリピン台風30号「ハイエン」 被災者支援を開始
【フィリピン第8報】支援の3本柱:ご支援ありがとうございました。
2014/03/20