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国際協力の世界でよく聞かれる「プロジェクトコーディネーター」。主に現地で、プロジェクトがうまく進むように管理や調整を行う仕事です。
 
スリランカでは、ハビタットの現地支部ハビタット・スリランカが、国内の支援活動について司令塔の役割を果たしており、コロンボにオフィスがあります。コロンボオフィスにはそれぞれの現場から、現場ならではのホットな情報や提案等が上がって来ます。
   
srilankanorthstaffreportmorita_20120120.jpgここで働くハビタット・ジャパンのコーディネーターの役割は、ロジスティックスつまり後方支援です。中でもとくに大切なのが、コロンボと現場(北部マナー県)、そして東京(ハビタット・ジャパン本部)の間で迅速かつ的確な情報伝達と意思決定が行われるために日々行うプロジェクト管理です。いろいろありますが、現場の建築状況や問題の把握、建築資材の価格調査や業者への発注作業(家を建てるために必要な部品や資材の数はとても多い!)、プロジェクトのお金の管理(一つのプロジェクトはおおよそ○千万円級!)、そしてそれらに関する報告書の作成です。一口に情報と言っても、とても些細なものもあります。同様にお金の管理も、一つ10円や100円などのような少額の支出もたくさんあります。それら一つ一つにきちんと向き合って記録し、状況を分析していく。レシートや難解な報告書とにらめっこして終わってしまう日もざらです。意見交換も、時に立場の異なるコロンボと東京の間に立って(場合によってはケンカ腰になりながら!)必死に英語を使って主張します。
 
ナショナルオフィスで勤務するコーディネーターには、細かな仕事をこなせる慎重さや冷静さと共に、全体を見通す力が求められます。また、的確な分析力や文書作成能力、基準やルールを守るぶれない精神力も必要な役割です。表舞台に立つことはあまりありませんが、縁の下の力持ちとして、現場のスタッフが現場のことだけを考えていられるようにサポートすることが使命だと思っています。
 
 
◆バックナンバー
2011.11.29 【スタッフ便り】スリランカ支援の現場ではたらく:フィールド最前線編
2011.07.08 【スタッフ便り】チカラのみなもと!? スリランカのスパイシーライフ
2011.05.27 【スタッフ便り】天敵はゾウ!? スリランカのワイルドライフ