gotemba2011_20110923 (343).jpg9月24日、25日の2日間、静岡県御殿場市にある国立中央青少年交流の家で、毎年恒例の東西CC合同ワークショップ(通称、御殿場合宿)を開催しました。通算3回目となる今年のテーマは、「交流&理解:新たな可能性を考える2日間」。ハビタット・ジャパンが東北支援や海外での新たな取り組みをスタートさせる中、互いの情報共有や理解向上だけでなく、それをベースにハビタットの学生団体(CC)として新たな可能性を見出すきっかけを提供したいという思いを込めています。当日は、全国14のCCメンバーに、新たにCCの設立を目指す団体のメンバーを加えた総勢80名が集まり、一つ屋根の下で短くも濃い時間を過ごしました。
 
gotemba2011_20110923 (154).jpg初日、主に交流を目的として、課題解決ワークA「ネゴシエーション・クッキング」を実施。10チームがそれぞれくじを引いて原則一種類の「責任食材」を決め、定められた時間内で他のチームが持つ食材と交渉を通じて交換していくというルール。各チームともまずは自分たちの作りたいメニューと交渉戦略を立てました。交渉タイムでは、「この鶏肉とジャガイモ5個ではどう?」、「このままではダメだ。ちょっと戦略を立て直さない?」など、夕食をかけて真剣に立ち向かう姿が見られ、活気ある市場のような空間となりました。始めは頑強で交渉に応じないチームも、他のチームが食材の少なさに困っている様子を見て、最終的には"無料"で提供するなど、競争や力といった側面も持つ交渉が徐々に協調・協力へと変化、全てのチームがなんとかして料理を完成させることが出来ました。
 
gotemba2011_20110923 (299).jpg2日目には、「新たな可能性」の発見を目的に、課題解決ワークB「ハビタット・カフェ」と題するワークショップを実施。「ワールド・カフェ」の形式を取り入れ、カフェにいるような気分で自由に意見を出し合いました。参加者は何度もグループを入れ替わりながら、「なぜ海外での住居建築活動(GV)に関心を持ったのか」、「実際に参加してみて何を感じたのか」を振り返り、そこで出たアイデアを最終的に各CCで集まって模造紙に書き出し発表しました。最も多くの学生が関心を持った企画案は、ハビタット版「お願い!ランキング」を開いて事務局スタッフが公開審査。その企画案の実現可能性や改善点などを評議し意見交換を行いました。最優秀企画はハビタットMGU(明治学院大学)の「ジミーカーター・ユースプロジェクト」(左写真)。毎年開催されるジミー&ロザリンカーターワークプロジェクトをモデルに、全国のCCで呼びかけ合って、CC横断型で数百人規模の一斉GVを行うという企画でした。
 
その他にも、ハビタットやハビタット・ジャパンの組織や活動、CCの基盤となるユースプログラムの説明、さらには現在実施する東北支援の報告とその今後について事務局からプレゼン。また初日夜には、各CCによる交流会も行われました。
 
合宿を終え、多くの学生が「来年も絶対に来ます!」と話してくれましたが、自分たちにどんな力や可能性があって、何が出来るのか真剣に考えていきたいという姿が伺える合宿となりました。
 
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