平昌オリンピックが開会する2月9日、東京ではハビタット・ジャパン学生支部、キャンパスチャプターがチャリティーフットサル大会を開催し、出場チーム22チームからなる190人の選手、50名近くのボランティアが盛り上げました。この大会を主催したのは、Shanti Shantiというキャンパスチャプターのメンバーたち。ハビタット・ジャパンが特にコミュニティ支援を進めている、インドネシアのセロパミオロ村を支援したいと、立ち上がりました。2017年の11月から準備を始め、企画やスポンサー集め、出場チームの募集など全て学生たちだけで進めてきました。
「今日こうして開催できたこと、本当によかったと思っています」と語るのは、本大会の運営リーダーを務めた尾崎奎太さん(写真中央)。「ハビタットの海外建築ボランティアに参加した後、現地に行けなくても何とか困っている方をサポートできる方法があればと考えていました。実はこのフットサル大会は先輩が初めて下さった企画で、今度は自分が運営側になって、一人でも多くの人に世界では適切な家に住むことができない人がいるんだと伝えたいと思いました。」尾崎さんは主催者として、ただ自分たちの思いを伝えたいというだけではなくて、参加してくださる選手一人ひとりが楽しめる大会にすることが大切だと考えたといいます。「先輩たちがすでに7回も開催してくださったおかげで認知度も増え、リピーターとして参加してくださる方もいます。チャリティーという形も、また参加したい!と思っていただけることが大切だと思いました。」
Shanti Shantiの代表を務める浅田裕海さん(写真左)は、「メンバー一人ひとりが色々な思いを持って、開催まで準備に協力してくれました。みんなの力に感謝していますし、こんな仲間がいることを誇りに思っています。フットサルを普段やっている若い人たちは、地球のどこかで貧困で適切な家に住むことができない人がるなど、考えたこともないかもしれません。でも、私たちはキャンパスチャプターとして、またその事実を知っている一人として、そのことを伝えられるだけでも価値があることだと思います。若い自分たちが、楽しみながら自分たちの好きなことを通じて、こうした問題を知ってもらえる機会が大切です。学生たちの力は小さいかもしれませんが、みんなで協力して私たちにできることを、世界に広げていきたいです。」
現在ハビタット最大のユースキャンペーン、Habitat Young Leaders Buildが開催されています。本チャリティーフットサル大会だけではなく、学生たちがユニークなアイデアで、支援活動や啓発活動を企画、実施しています。こうした若いリーダーたちの活動にご協力をお願いするとともに、フットサル大会にご参加くださった選手の皆様に、感謝申し上げます。