一般社団法人日本住宅協会の機関紙「住宅」に、ハビタット・ジャパンの職員による寄稿文が掲載されました。
「貧困と命を守る家:ネパール大地震を事例に」というタイトルのもと、ネパールを例にとり、災害発生時には脆弱な住居が人命を奪うおそれがあることを指摘しました。そして、命を守るための耐震の必要性などについて論じています。
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1 .はじめに
 豪華でなくても健全な住宅。それは、人間が人間らしい生活をするための基礎である。衣食住の一つである住まいは、そこに暮らす人間の健康、プライバシー、子育て、仕事への活力を確保し、貧困や災害などから立ち直ろうとする人々に真っ先に必要なものである。...
2 .命を奪う家
本年 4 月25日、M7.8の地震が首都カトマンズを含むネパール中部を襲った。これにより、
78.5万軒を超える住宅が被災し(内、65%に及ぶ50万軒が全壊)、9,000人に迫る犠牲者が出た。死因は、基本的に建物の倒壊による圧迫死であると見られる。...
出典:一般社団法人日本住宅協会 機関誌「住宅」2015年7月号
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