緊急事態宣言から7週間、東京をはじめ、北海道を含めた一都三県で宣言の解除が行われ、全国で新しい生活様式が始まりました。全国52の大学キャンパスに広がるハビタット・ジャパンの学生支部「キャンパスチャプター」でも、オンラインで大学の授業が再開するなど、新型コロナウイルスは学生生活にも大きな影響をもたらしています。

ハビタットでは、関係者の安全を第一に、2月下旬より国内外で活動を制限もしくは自粛して参りました。しかし、ハビタットのボランティア活動は、多くのキャンパスチャプターのメンバーにとって、学びを実践する場であり、ハビタットにとってキャンパスチャプターは、より良い未来を築いていく上で欠かせないパートナーです。そこで、「今私たちにできる支援」、その新しい形として、POD Corporationにご協力いただき、オンラインセミナー「次世代を担う若者育成」を始動しました。

緊急事態宣解除から初めて迎えた5月30日(土)、第一回目となるセミナーを開催しました。グロービス経営大学院で十数年にわたり教鞭をとる坪井 均さんより、全国52のキャンパスチャプター代表に向けて「リーダーシップとは何か」をアカデミックな観点から、これまでのリーダーシップ論の流れや日本人の捉え方、そしてリーダーシップを発揮する土台として必要なエッセンスをお話いただくと共に、学生を取りまとめる団体の代表が抱える組織運営について、参加学生が日ごろから抱える悩みに助言をいただきました。

「チームメンバーが同じ目的をもっていることが重要であることを学びました。当たりまえのことのようで、ハビタットのキャンパスチャプターは大学のサークルなので、目的が違う人が多いと思います。例えば、海外建築ボランティア(GV)だけ行きたいとか、国内でボランティアしたいとか、友達作りたいとか、、、、そのため、メンバー全員と目的共有できてる代表は少ないように思います。まずはメンバーと団体の目的を共有しようと思います!」そう話すのは金沢大学代表の砂澤さんです。リーダーシップ研修を通して、多くの学生が改めて気づかされたこと、それは優れたリーダーに単に憧れたり、真似をしたりするのではなく、組織が直面する状況が様々である以上、唯一絶対の万能なリーダーシップはこの世にないとの理解の上で、ではなぜそのリーダーシップは優れていたと評価を受けるのか?そのリーダーシップはどういう風にその時の状況に適合していたのか?もし違う状況下であれば、そのリーダシップは果たしてワークしたのか?ということに着眼・考察することが、自分の取るべきリーダーシップを考える出発点となるということを理解できた有意義な時間となりました。新型コロナウイルスの発生により経済が停滞する中、住まいの支援はこれまで以上に求められています。リーダーシップとは何か、次世代を担う若者が学びを生かすことは、「誰もがきちんとした場所で暮らせる世界」の実現への一歩です。

「青春の時を人のため、世のために活動し、メンバーをまとめるキャンパスチャプターの代表学生が発揮するリーダーシップに感動し、皆さんの活動をさらに応援したい気持ちです」そう話すのはPOD Corporationの代表取締役松本さんです。今後も各界でリーダーとして活躍するアスリートやビジネスマンの学びをキャンパスチャプターに橋渡しくださいます。第二回目の開催は6月12日(金)に予定しています。

セミナーの開催報告は、引き続きホームページ内で随時ご報告いたしますので、是非ご覧ください。ハビタットのユースプログラムでは、引き続きキャンパスチャプターを中心にさまざまな育成機会を提供してまりいます。ユースプログラムへのご支援はこちら


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人生に豊かさを。やりたい事、好きな事で成功を収め、社会に還元する。PODは東京、ロサンゼルス、ニューヨークをベースに社会的影響力の強いスポーツ、Performance & Arts、アントレプレナーの方々と共に、社会に必要とされる新たな価値創造を目指します。
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