設立から15周年を迎え、11月28日(水)、都内で「ハビタット・ジャパン設立15周年記念チャリティパーティー」を開催しました。これまでの活動をお支えくださった個人支援者、ボランティア、キャンパスチャプターの皆さまをはじめ、企業や団体のサポーターの皆さま、またそのご友人やご家族など、総勢150名を超える方々にお集まりいただきました。

『Building Homes, Changing Lives』をテーマに、これまでの歩みを振り返ると共に、住まいの支援を届けた家族だけでなく、ボランティア活動を通して、またハビタットのプロジェクトを支えることでサポーターの皆さまにもたらされた変化について注目して参りました。そこで、宮城県の女川町から一般社団法人コミュニティスペースうみねこ代表の八木純子さんにお越しいただました。ハビタットと八木さんの出会いは東日本大震災後の2013年頃に遡ります。コミュニティスペースの開設を志した八木さんの思いに共感し、津波被害から唯一残った一軒の倉庫をハビタットがボランティアと共に修繕。それから5年、コミュニティスペースがあることでもたらされた八木さんご自身の、またコミュニティ全体の変化についてスピーチをいただきました。ご来場くださった皆さまだけでなく、ハビタットとしても、住まいやコミュニティの場が健全な未来を築く礎になることを再確認することができ、新たな15年に向けて気持ちを引き締めることができました。

適切な住まいの実現は「持続可能な開発目標(SDGs)」にも含まれる国際社会が取り組むべき課題です。増える支援のニーズに対応するには、これまで以上に多くの方々による参加が欠かせません。会の後半に実施したプロジェクト紹介では、ボランティアの参加からプロジェクトへの資金提供のお申し出まで、ご参加くださった皆さまから多くのご支援をお寄せいただきました。また、ハビタット・ジャパンの長年のサポーターであるヒルティをはじめ、Eone JapanやRAWROW, MCMなどから物品寄付を頂戴し実施したハビタット抽選会にも多くの方にご参加いただき、ハビタットの活動をお支えいただくことができました。会の最後には、歌手のYaeさまによるミニライブを開催。東日本大震災の応援ソングとなった「名もなき花のように」では、心に響く歌声で涙を流される方もいらっしゃいました。

限られた時間でしたが、15年の間に築いた活動を振り返るだけでなく、今後に向けて共に歩む時間を築くことができました。ビタット・ジャパンは、2003年の設立以来、これまでに27,000もの世帯が安心・安全に暮らせる住まいを持てるよう、2万人近くのボランティアと手を取りあい、国内外の被災地で、またきちんとした住まいを必要とする家族が待つ場所で、住居建築や修繕に取り組んできました。設立から15年を節目に、これまで以上に一人でも多くの方々に家と呼べる場所を築けるよう、役職員一同皆さまと手を取りあい「誰もがきちんとした場所で暮らせる世界」の実現を目指して参ります。ご臨席くださった皆さま、ありがとうございました。

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