2月1日、今年初めての「ハビびと集会」を開催しました!この日は夕方から大粒の雨。夜には関東で今季初の雪が降るとの予報も。そんな中、雨にも雪にも負けないハビびとが15人も集まりました。
今回のテーマは、ハビタット・ジャパンが実施している海外事業。まず、2007年から2008年にかけてバングラデシュで実施した水害被災者支援事業(特定非営利活動法人ジャパン・プラットフォームによる助成)について、事務局スタッフが紹介。プレゼンでは、緊急支援としての場当たり的な支援ではなく、今後発生しうる水害被害を軽減するためにどのような素材で、どのような構造の住居建築に取り組んだのかを写真や図面を用いて説明しました。
次に、1月12日にハイチで発生した未曾有の大地震を受け、ハビタットが開始した被災者支援を義援金事業の一環として紹介。プレゼンは、現地の惨状やハビタットの支援計画だけでなく、日本人にはなじみの薄いハイチの文化や歴史、社会や経済にも触れたもので、ハビびとたちも興味津々で耳を傾けていました。
建築やデザインの専門家で、インドネシアでホテル建築にも携わった経験を持つ参加者からは、「インドネシアの建築などは、コンクリート構造といっても鉄筋も入っていないものもあり、建物として非常に危険なものが多くありました。ところが、ハビタットでは、非営利組織にもかかわらず、素材から構造までよく考えられた住居を建築していることを知って大変驚きました。とても感動しました。」との感想も寄せられました。実際、ハビタットはハイチで26年間活動し、約2,000世帯に対して支援を行ってきましたが、震源地となった首都ポルトープランス周辺に建築した200軒についても、倒壊等の被害はほとんどなく住民の命を守り切りました。
今年初めてのハビびと集会にふさわしく、ハビタットのビジョンである「誰もがきちんとした場所で暮らせる世界」の実現に向け、ハビタット・ジャパンが海外事業にどう取り組んでいるのか紹介するよい機会となりました。
次回の「ハビびと集会」
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▼開催日時
2010年4月上旬 (確定し次第、お知らせします。)
▼ACCESS
Ben's Cafe(高田馬場)
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ハビタット・ジャパンでは、「ハビびと集会」開催のご案内メールをご希望の方に配信しています。ご希望の方は、info@habitatjp.org までご連絡ください。
ハビびと集会とは?
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ハビタット・ジャパンが定期的に開催する交流スペースです。ハビタットやハビタット・ジャパンが行う活動の報告、最新情報の紹介などを含め、ハビタットの活動に参加した経験や関心のある「ハビびと」(目的ある旅人)たちが気軽に情報交換を行うアットホームなカフェ・イベントです。
参加するだけの観光旅行では物足りない...。そんなあなたにオススメ!ハビタットに関わったことのない方も大歓迎です!是非、お友達をお誘いの上、ご参加ください。
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前回の「ハビびと集会」はコチラ
2010年第1回 「ハビびと集会」開催!
2010/02/01