2月25日からバンコク近郊で建築活動を行っていた、Japan Hope Buildersチーム(地球の歩き方との共同企画)が無事に活動を終えて帰国しました。
5日間の建築活動では、主にセメント作りや砂・セメントの入ったバケツリレー、セメントブロックを積んでの壁作り、トイレの穴掘りなどを行いました。作業2日目には訪れた地元の小学校では、伝統的なドラムマーチで歓迎され、生徒達が披露してくれたムエタイ(タイボクシング)や伝統舞踊を楽しみ、お互いの国のゲームをして楽しく過ごしました。
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天候にも恵まれ作業は順調に進み、窓やドア、電気水道などの工事を待つのみという段階まで作業を終えることが出来ました。建築作業の期間は、小学校で働いているPantipさんも、日雇い労働をしている夫Subinさんも仕事を休んで作業に参加してくれたほか、73歳になるおじいさん(Pantipさんの父親)Kornさんも作業に参加!もともとセメント工場に勤めていたことのあるKornさんは、手馴れた手つきでチームと一緒にセメントを作り、バケツリレーに参加していました。
最初は全く言葉が通じずにジェスチャーでコミュニケーションをしていましたが、毎日少しずつお互いの言語を覚え始め、英語が全く通じなかったKornさんも帰り際になると「また明日会おうね!」といおうとしているのか、"Tomorrow! Tomorrow! "と言って見送ってくれました。
最終日のハウスデディケーション(家の譲渡式)には、Pathun Thani自治体の代表達も参加し、記念品を頂き、チームからもホームオーナーのPantipさん一家や大工さん、お世話になったスタッフ達に日本から持ってきた折鶴がプレゼントされました。(これらの折鶴は、チームメンバーが作ったものだけではなく、昨秋に東京で行われたグローバルフェスタにて来場者の方達が作ってくださったものも多く含まれています。)
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毎日"Tomorrow!"しか言わなかったKornさんも、秘密で準備していたのか、"Thank you very much, everyone."と英語で皆に挨拶。これには、チームメンバーだけではなく、Kornさんの家族もビックリ!すると、今度は大工さん・ハビタットスタッフがこっそり準備していたギターや笛を取り出し、「人は何かを求めて旅に出るが、いつも帰る場所『家』を想う。しかし家から満月を見ると、また何かを求めて旅に出たくなる」という内容のタイ童謡を皆で歌ってくれました。別れ際は号泣するメンバーも続出。しかし「今度タイに来るときには、皆が建てたこの家に泊まってね。」「また会いに来るからね」と、再会を約束して別れました。
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★次回募集について: 今夏の一般募集チーム「Japan Hope Builders」(8?9月頃活動予定)の募集は、5月以降の案内を予定しています。詳細は決まり次第、HPにてご案内します。普段は個人で参加するのが難しいハビタットの海外住居建築活動(GV)。あなたの参加をお待ちしています!
★バックナンバー(過去の活動リポート)
≫2008夏 Japan Hope Builders 08-1 活動終了!
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