本年で5年目となる、ハビタット・ジャパンのキャンパスチャプター(学生支部)に所属するユースリーダ―研修が、ゴールドマン・サックスのご支援により6月30日に開催されました。過去最多となる全国37チャプターから集まった、88名のリーダーたちが参加した研修のテーマは『チームマネージメント』。30名から多いチャプターだと250名を超えるメンバーが所属する組織をリードする学生たちは、日ごろからその組織運営について悩みを抱えながらも、ハビタットのキャンパスチャプターとして自分たちにできることは何かを考えながら、多くの学生を導いています。

研修は、大きく2つのセッションに分け実施されました。前半はマネージメントそのものを学ぶために、「キャンパスチャプターとしてできる最大の社会貢献は何か」という議題をもとに、組織としての目標やそれを達成するための課題、それを実行するのにどんな人材が必要か等を学生なりに考え、それをボランティアとして参加したゴールドマン・サックスの社員の方からアドバイスをいただきました。後半はフィードバックのセッションを行い、普段フィードバックを与える、またもらった経験がほとんど学生たちにとって、組織を向上させていくためにフィードバックがどういった役割を果たしているのかを、ボランティアの皆さんから教えていただきました。

 

研修に参加した青山学院大学3年生の浅田裕海さんは、「キャンパスチャプターの代表として、普段も一生懸命メンバーの声に耳を傾けながら運営してきました。でも、どこかで上手くまとめられていないんじゃないかという不安を持っていました。今回研修でたくさんのことを教えていただきましたが、その中で、リーダーとして一つ信念を持って伝えていくことの大切さを学びました。自分がメンバーの皆とどんなことに挑戦していきたいのか、また学生としてできる最大の社会貢献とはどんなことかなど、日本全国のキャンパスチャプターのメンバーたちと話し合いながら、自分のビジョンをまたチームの皆にも披露し、フィードバックをもらいそして先に進んでいく、そうしたチームマネージメントを教えていただきました。ありがとうございました」と語ります。

 

普段ハビタット・ジャパンの学生リーダーたちが導くのは、アジアや日本国内で、貧困や災害を理由に、きちんとした家に生活することができない人々を支援する学生ボランティアです。年間1,200名以上の学生たちが日本から海外へ、また国内でボランティアに参加する今、リーダーがまた新たなリーダーを育てることも、支援を継続するうえで必要な取り組みです。こうした学生リーダー育成の取組みに、ご理解・ご協力くださったゴールドマン・サックスの皆さま、ありがとうございました。