昨年12月に関東のキャンパスチャプター(神田外語大学、明治学院大学、青山学院大学、東海大学)が合同で開催した写真展「Home Made Happy」の様子が、毎日新聞(2008年1月18日・夕刊)の「キャンパる」にて紹介されました!
「Home Made Happy」の詳細については、こちらをご覧ください。
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キャンパる・なにコレ?!:「途上国で住宅建設支援」写真展 ハビタット旋風を期待
「途上国で住宅建設ボランティアしている私たちの活動を知ってほしい」と、初めての写真展「Home Made Happy」が先月22、23日、東京・原宿で開かれた。主催は「ハビタット・フォー・ヒューマニティ」という国際非政府組織(NGO)の4大学支部の学生たち。
ハビタットはアメリカで76年に活動を開始。住居建築を通じて途上国の人々に自立支援を促そうと、これまでに約25万軒の家を建てた。03年に日本に支部ができ、約800人のボランティアが途上国で汗を流してきた。
4大学は青山学院大、明治学院大、東海大、神田外語大の学生たち。会場ではバングラデシュ、タイなどで建設を手伝った家の入居家族や現地の風景の写真などが展示されていた。全部、学生たちが撮ったものだ。
なぜ家なのか。「途上国では家の需要が本当に多いけれど、そのことを知っている人は少ない」と語るのは青山学院大2年の森田千尋さん。同大支部は昨年春はタイで活動したが、多くの人々がワラの家に住んでいた。「こんな家にいて健康な生活がおくれるはずがない」。今まで知識だけだったものが実感に変わった。学生たちは飛行機代をアルバイトでため、夏休みなどに現地で建設を手伝ったり、交流する。
家の設備は必要最小限で建築方法もシンプル。大工さんだけでなく、入居家族と近所の人たち、ボランティアが一緒に汗を流す。入居者は無利子の長期ローンを組み、少しずつ返済していく。自立を支援する姿勢は崩さない。
神田外語大2年の鈴木翔子さんは「ボランティア活動をやろうとした時にたまたまハビタットがあった。家があって初めて家族が安心して暮らせる」と話す。
これまで途上国には食料や教育支援が主だったが、写真展がきっかけで「ハビタット旋風」が広がれば面白い。【青山学院大・沢木一真、写真は芝浦工業大・土肥薫】
出典:毎日新聞 2008年1月18日 東京夕刊