12月5日の国際ボランティアデーより開始された、ハビタット世界最大のユースキャンペーン、Habitat Young Leaders Build (HYLB)では、貧困や災害により、適切な住環境下で暮らすことのできない現状を、若い力で広く世界に啓発しています。その一環として、ハビタット・ジャパンの学生支部、キャンパスチャプターのメンバーが参加し、ドローンを使用して写真撮影とメッセージ企画ワークショップを行いました。
このたびのHYLBの活動は、株式会社スマートエナジーのご支援と、社員の皆さまのご協力により、国内最大級の水上メガソーラー「川島太陽と自然のめぐみソーラーパーク」で行われました。実際にドローンに触れるのも初めての学生たちは、社員の方より指導を受け、最初は恐る恐るドローン操作を行っていました。次第に操作にも慣れると、ドローンのカメラを利用して撮影を行うなど、各チームともドローン飛行を楽しんでいました。ドローンを飛ばす傍ら、ソーラーパーク内の草刈ボランティアを実施。メガソーラーをより効率的に利用し、クリーンエネルギーによる発電を増やすために、草刈といった地道な作業が重要であると学びました。
撮影の最後には、クリーンエネルギーの象徴である太陽と、ハビタットの象徴である家の人文字をみんなで作り、その後のワークショップでは、「撮影した写真にメッセージを添えてInstagramに掲載し、啓発活動を行うとしたら?」ということで、チームに分かれて啓発メッセージを考えました。特に、国際NGOとしてハビタットも実現に向けて取り組んでいる、持続可能な開発目標の目標7「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」と目標11「住みつづけられるまちづくりを」をテーマにおいて、啓発メッセージを考えました。
優勝チームが考えたメッセージ目標7は「No clean energy, no future」で、自分たち若者がこれからもっとクリーンエネルギーに着目して、地球の未来を考えていくきっかけになってほしいとのメッセージが込められています。また目標11は「We build not only houses but homes」で、ハビタットは単純に建物としての家(house)を建てるのではなく、そこに住む家族が安心して安全に住みつづけられる(home)を建てているというメッセージが込められています。
この審査をしてくださった、株式会社スマートエナジーの大串卓矢社長は、「ドローン撮影やワークショップを通じて、クリーンエネルギーや住まい、そしてこれからの未来のことを考えることができた一日になったかと思います。また、今日一日だけでも自分から進んで行動したり、提案したりと、チームで活動するのに、皆さん各自がリーダーシップを発揮する場面があったかと思います。今日の経験を通して、これからの未来を作っていくのは、ここにいる皆さん一人ひとりだということを知って、社会に、世界に貢献できるリーダーとなっていっていただきたいと思います」と学生たちに応援のメッセージをくださいました。
ハビタット・ジャパンは今後も、企業・団体の皆さまと共に、未来を担うリーダーの育成に取り組んでまいります。