【2007年8月14日=ダッカ】バングラデシュで起こっている洪水の被害調査を行うため、ハビタット・フォー・ヒューマニティの調査チームがバングラデシュに入りました。この洪水は10年間で最もひどく、南アジアの広い地域に大きな被害をもたらしています。この調査チームはハビタット・バングラデシュとハビタット・インターナショナルによって構成されており、被害にあったハビタットのホームオーナーおよび恒久的住居の必要なその他の人々への支援計画案を作成します。
直後の調査では138のハビタット家族が浸水被害を受け、214の家族が生計の手段を失くしたことがわかっています。今回の調査では、8月15日から17日にかけてハビタット住宅のある地域を訪問し、家族に会い、さらに被害状況の把握を行う予定です。
この調査の第一目的はハビタット住居の被害状況を把握することにあります。さらにハビタットの住宅のある地域では、ハビタットのホームオーナーとその他の人々にも経口補水塩や水質浄化剤を配布する予定です。
第二目的は必要な修理について知ることです。また、ホームオーナーの中には生計の手段を失い、返済が困難になった人もいます。そこでハビタットでは一定の期間に限り、返済資金を支援することも考えています。
第三目的は各家庭に住居修理のための資金、約200米ドル程度、を各家族に提供したいと考えています。
第四目的は生計の手段を失くした家族に種を与えるなど代わりとなる生計の手段を得ることを考えることにあります。
今回の被害総額、またハビタットが支援する家族数と必要な支援事業費などはまだわかっておりません。
ハビタット・バングラデシュはこれまでに約1,000軒を建築、修理してきました。これは主にハビタット・リソース・センターや地域のサテライトセンターによって運営されてきました。多くの活動は他のNGOとの連携のもとで行われてきています。
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今回の洪水はここ10年間で最大のものです。100万人以上が孤立するなど、社会生活に深刻な打撃を与えています。
災害管理情報センター(DMIC)によると22,097.68平方キロメートルが洪水で覆われ、7,889,414人が被害をうけたとありました。その数は日に日に増し、2、500万人に影響を与えていると思われます。
また、災害管理情報センターは被害軒数は500万軒以上であると報告しているます。(水没52,297軒、一部浸水480,435軒)
政府は何百という一時避難用シェルターを準備し、食料や飲料水、薬を配布しています。しかし、水に関係した病気の蔓延が懸念されています。さらに、被害軒数は532,732軒との報告もありました。(水没52,297軒、一部浸水480,435軒)
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ハビタット・ジャパンでは、この災害の被災者を支援、援助することを目的に、義援金の募集を実施します。寄せられた義援金は、公正、適正に被災者支援のための活動に用いられます。皆様のご協力をお願いいたします。
義援金の振込先は以下の通りです。
 【郵便口座】
 口座番号:00100-2-278431 
 口座名義:(特活)HFHジャパン
 お振込みの際には、住所、氏名のほか、通信欄に「バングラデシュ洪水支援」とお書きください。
 【銀行口座】
 振込先:三井住友銀行 中野坂上支店
 口座 :普通 4180738
 口座名義:トクヒ)ハビタット フォー ヒューマニティ ジャパン
 お振込みが完了しましたら、お名前やご連絡先、利用用途としての「バングラデシュ洪水支援」であることを事務局までご連絡ください。(ご連絡がない場合は一般寄付として利用されます。また、お礼をさせていただきたく存じますので、必ずご住所などご連絡くださいますようお願い申し上げます。)