毎年、10月の第1月曜日は世界ハビタット・デイです。ハビタット・フォー・ヒューマニティは、国連ハビタットや他NGOなどとともに貧困住宅をなくすための宣言に参加します。
世界において、総人口の約4分の1にあたる約16億の人々が、現在貧困住宅に住んでいるか、または家がない状態です。その他の世界の4分の3の人々はそんな困難な状態を把握さえしていません。この状況を変えていかなければならず、またその変化は一人ひとりが理解することによってもたらされるのです。
SMALL2_SlamID.JPG過去30年間、10月の第1月曜日は貧困住宅について考える時としてきました。今年は、国連ハビタットとハビタット・フォー・ヒューマニティはじめ、多くの団体が賛同して、世界の社会正義と人権保護にむけて、これまで聞こえてこなかった声を大きくしていくことを宣言します。その内容は以下のとおりです。
WORLD HABITAT DAY PROCLAMATION
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(要約)
今や人類の半分以上が都市で生活しています。太古から都市は文化や経済の中心的存在でありました。しかし、今日、都市で生活する3分の1にあたる約10億人が衛生環境の整わないスラム街に住んでいます。農村においては、16億人以上が何らかの形で適切な住居がなく、困難を抱えています。その結果、毎年約1000万人が予防可能な病気で死亡しています。子どもたちは教育の機会を奪われ、親は十分な収入を得ることができません。多くの家族の当然与えられるべき尊厳が奪われています。しかし、彼らの苦しみは見えないままです。
世界ハビタット・デイ2007にあたり、私たち(署名団体)は、安全で低価格な住居の不足という状態を容認できないことを宣言します。私たちは、世界の人々に、自分の住む地域、国、世界において、貧困住宅に関し行動を起こすように呼びかけます。ともに貧困住宅という扉を閉じ、安定と安全と尊厳のある低価格できちんとした住まいへの扉を開けましょう。
賛同者・団体
Archbishop Desmond Tutu
Bread for the World
CARE USA
Catholic Relief Services
Church World Service
Counterpart International
Habitat for Humanity International
International Housing Coalition
International Medical Corps
Jimmy and Rosalynn Carter
National Peace Corps Association
ONE: The Campaign to Make Poverty History
PACT
Plan USA
Save the Children US
UN-Habitat
Women’s Edge Coalition
World Vision
World Concern
Visit www.slamthedoor.org to add your name to the proclamation(個人での署名も可能です。皆様のご参加をお願いします。)