今後ハビタットでは、3ヵ国あわせて2万世帯に対しての支援を目指します。

南アジアでは7月からのモンスーンにより、広い地域で洪水が発生し、1,300名以上の死者が出るなど大きな被害がでました。

●ハビタットが水害以前から支援活動を行っていた場所でも洪水被害が発生し、ネパールでは、洪水により170万人が被災しました。

●インドでは、3,000万人が被災しており、3万戸の住宅が流されたり深刻な被災を受けました。現在でも何万もの人が、避難所で暮らしています。また多くの人が、公共の建物や屋外で寝泊まりしている状態です。

●バングラデシュでは、ここ数十年で最も大きな被害をもたらした洪水により8百万もの人々が被災し、8万戸を超える住宅が壊れたり失われました。

これら3ヵ国あわせ被災者は4,000万人に上ると言われています(出展OCHA)。

※国連のデータによれば、4万3千戸の住宅が全壊し、19万戸以上が被災しました。※


 

各地で安全なシェルター(仮設住宅)が緊急的に必要となっています。それぞれの国のハビタット事務局が主体となり、各地で支援活動を積極的に行っています。

●ネパールでは、これまでに403世帯の家族に防水シート、蚊帳、ロープ、飲料水をためるバックパック、浄水器を配布しました。また現地でこれまでにトレーニングを受けたボランティアにより、がれきや泥の撤去が行われています。

●インドでは、1,000世帯の家族にシェルターキットの配布を行いました。住民が自ら仮設のシェルターを作れるよう、キットには、防水シート、竹の支柱、ロープ、のこぎりや金槌などの資材や用具が含まれます。

●バングラデシュでは、被災地に調査チームを派遣し、現地の地方自治体とともにニーズ調査を行っています。


フェーズ1:緊急期(約4か月)

11,300世帯に対し、緊急シェルターキットおよび衛生キットを配布します。

8,300人に対し、安全で適切な衛生習慣に関するトレーニングを実施します。

400人のボランティアを動員し、家屋の清掃活動を行います。

 

フェーズ2:復旧期(約6か月)

3,300世帯に対し、仮設シェルターを提供します。

4,000世帯に対し、修繕キットや仮設シェルターキットを配布し、家屋の修繕に取り組みます。

600人に対し、住宅再建に関するトレーニングを実施します。

 

フェーズ3:復興期(約14か月)

1,050世帯に対し、コアハウスを提供します。

100のコミュニティに対し、地域防災・減災のトレーニングを実施します。

2,000世帯に対し、住宅修繕に関する技術的サポートを行います。


長期にわたる災害対応プロジェクトに対し、日本からも支援を届けたいと思っております。

多くの皆様のご支援を何卒よろしくお願いいたします。