希望と喜びを運んで
スー・ジョンソン
2005年の始め、私はハビタット・フォー・ヒューマニティ・南アフリカが支援しているクワシンバ・エイズ孤児対策の対象に選ばれたクワシンバの家族にインタビューをしに行きました。
両親を失い、ジーコが家族の面倒を見なければなりませんでした。 彼女の家は泥と小枝で編んで作られており、壁が子供の周りで崩れ始めていて、早急な修理なしでは到底住めない状態でした。 家の中には棒切れ1本の家具もありませんでした。 家族の衣服は小枝を編んで作った梁の向こう側にばらまかれ、 2、3枚の毛布が床に置かれた箱の下に保管されていました。
どんな子供もこのような状態の中で生活すべきではありません。
1ヵ月後、私の祈りが答えられ、ハビタット・フォー・ヒューマニティーと彼らの最初のボランティア達がクワシンバに孤児達のための最初の住居を立てるために地面を掘り始めました。
そしてジーコ・マクヌとその家族がその最初の恩恵を受けることになりました。
私たちが彼女の新しい家の基礎を掘るために到着した日のジーコの表情を私は決して忘れことはないでしょう。 最初はショックを受け、信じられない様子でしたが、だんだん人々が彼女達のことを気遣い、彼女が一人ではないこと、そしてこの地域でのハビタット・フォー・ヒューマニティの支援により、彼女達だけではなく、世界的に流行し多く人々の命を奪っているエイズと戦っている他の多くの家族の生活が楽になることがわかり、ジーコは涙を流しました。 
クワシンバでは家族生活が崩壊し、そこには未来もなく、一人ひとりに希望がなく、家族がこの病気がもたらす破壊に屈しています。
今日、ハビタットのボランティアの寛大さと支援により、マクヌ一家はこの地域の中でもう一度自分達の自尊心とプライドを取り戻しました。
エイズは彼らの両親を奪い、また貧しさが皆の希望と未来を奪っても、ハビタットの中間達が自分達の時間と資材を惜しげなく彼らに与えました。 彼らの絶望は望みと喜びの涙に換わり、困っている子供達のために家を建設したのです。