3月3日(金)~5日(日)、国立オリンピックセンターにて行われた「第5回学生ボランティアと支援者が集う全国研究交流会〈学生ボランティアフォーラム〉」においてユースインターン生である竹島ひかりさんがハビタット・フォー・ヒューマニティ・ジャパン(以下ハビタット)を代表してプレゼンテーションを行いました。その様子を取材してきましたので紹介させていただきます。

学生ボランティアフォーラムは、国立青少年教育振興機構が主催する一大イベントの一つで、今年で5回目の開催を迎えました。このフォーラムには、学生や、学生を支援する大学、関係機関等が参加し、プログラムやシンポジウム等を通して交流ができ、今年は約600人の参加者が全国から集まりました。
竹島さんがプレゼンを行ったのは4日(土)に行われた「国際交流・協力」がテーマの学生分科会で、竹島さんのプレゼンには高校生から大学生までの約50人の参加者が集まりました。

プレゼンの前半はハビタット・フォー・ヒューマニティがどのような団体であるのか、特に若者が国際協力の担い手として参加するハビタットのユースプログラムについての説明を行いました。ハビタットの活動に賛同し、ハビタットの支援に参加する自主運営される学生団体が全国各地の大学にあることを伝えると、「自分の大学にもある!」という学生もちらほらおり、会場は盛り上がりました。また竹島さんの軽快なトークも加わり、全体的に和やかな空気の中、会は進められていきました。

後半には、竹島さん自身がボランティアを始めたきっかけや、今までの活動内容などを紹介してくれました。その中でも特に「一人一人の力は微力ではあるけど無力ではない。世界は変えられないけど、実際に足を運んでみて分かることが必ずある」というメッセージは、多くの参加者の胸を揺さぶるものになりました。

プレゼンテーションを終えると、「学生が海外へ行き家を建てる活動のように、直接的に行う支援をどう思うか?」というテーマを軸にグループディスカッションが行われました。分科会が「国際交流・協力」ということもあり、インターナショナルな意見が飛び交い(中には英語で議論するグループも!)どのグループも白熱した議論を展開していました。
グループディスカッションを終えると、全てのグループから質問や意見が出されました。「海外へ行かなくても現地の人へお金をそのまま送った方がよい!」、「実際に足を運ぶことで分かることがあるはず」など、賛否両論ありましたが、どのグループもハビタットの支援の形をみんなで考え、時間いっぱいまでたくさんの意見を出してくれました。竹島さんもその一つ一つの意見に耳を傾け、丁寧に応答していました。

今回の取材を通して、ボランティアに対して熱い思いを持っているたくさんの学生たちと出会うことができ、私自身もとても良い刺激を受け、活動を見直す機会となりました。ボランティアに今まで参加してきた人や、参加してみたいけど一歩が踏み出させない人、そもそもボランティアって何だろうという人も。様々な参加者がいる中で、ハビタットのプレゼンテーションを行うことができたことを嬉しく思いました。同時に、一人でも多くの人がこの学生ボランティアフォーラムを通して、自分らしいボランティアの形を見つけられるきっかけとなることを心から願います。今回は、どうもありがとうございました。

(執筆者:インターン油井)