ハビタット・ジャパンは、「施設支援」プログラムを通じて、児童養護施設や母子生活支援施設などの福祉施設が抱える住環境の課題に取り組み、誰もが安心して暮らせる住まいの実現を目指しています。施設支援では、賛同くださる個人や企業の皆さまのご支援のもと、福祉施設が抱える修繕や環境整備ニーズに応えるほか、近年では、企業が持つ製品や技術、サービスを活かした連携による新しい支援の形が広がりつつあります。
8月は、ハビタット・ジャパンが長年支援に取り組む横浜市の障害者入所施設「横浜訓盲院」の環境整備に株式会社サンゲツが協働くださいました。ハビタットでは、これまでに、同施設内にある居室やお風呂場、また手洗い場の改修など、喫緊の修繕ニーズに応えてきました。
現在は、同施設内の全4フロアにあるトイレを改修するプロジェクトに向けて支援計画を進めていますが、改修が実現するまでにはもうしばらく時間がかかります。そこで、改修を終えるまでの間、子ども達が安心してトイレを利用できるようにとの思いから、サンゲツの皆さまがトイレの入口用に新しいカーテンを寄贈・設置くださいました。明るい色合いや個性的な柄のカーテンは、施設の雰囲気を明るくするだけでなく、通常のトイレと介助用トイレの入り口を識別しやすくし、プライバシーと安全性の向上にもつながっています。さらに、食堂のカーテンも交換くださり、色彩により空間が明るくなり、居心地の良い雰囲気を作り出してくださいました。
サンゲツは、ハビタットの施設支援だけでなく、海外における住居建築支援プロジェクトにも継続的にご支援をお寄せくださるなど、ハビタットにとっては欠かせないパートナーです。ハビタットの国内外における取り組みを支えてくださるサンゲツの皆さまに心より感謝申し上げます。