ハビタット・フォー・ヒューマニティ・ジャパンは、国際ボランティア学会より「2022年度村井吉敬賞」を受賞しました。

国際ボランティア学会はボランティアに関わる研究者・実践者たちの交流場として1999年に創設されました。村井吉敬先生は、開発と環境問題に深い関心を寄せ、特に途上国と日本とのかかわりを重視していました。同学会の設立趣旨に「ボランティアの実践的な展開と日本における市民社会形成にむけてさまざまな現場で実際に活動を担っているフィールドワーカーや市民の参画が不可欠である」と明記されており、村井吉敬賞は、日本に活動拠点を置き、世界の「小さな民」とつながる実践活動を行っている個人または団体に授与されます。

ハビタット・ジャパンは、海外建築ボランティア「グローバル・ビレッジ」プログラムを通じて、2003年の設立から20年に渡って、日本から若者を中心に、14,000人を越えるボランティアを住まいの支援を必要とする途上国に派遣し、多くの若者が世界に目を向け、住まいの支援を待つ家族、またその地域の人々と協働し、住宅を建てるボランティアの実践が評価され、この度「2022年度村井吉敬賞」を受賞いたしました。

新型コロナウイルス感染症が収束し、折しも「グローバル・ビレッジ」プログラムの再開と時を同じくしての受賞に、役職員一同心から感謝すると共に、改めて多くの方が再び途上国に赴き、現地の活動にボランティアとして参加する架け橋であり続ける思いを強く持つ機会となりました。ハビタットは、今後も手を取りあい、誰もが安心、安全に暮らせる住まいを持てるよう、国内外で支援を必要とする人々、そして活動に賛同くださるボランティアの方と手を取りあい活動に取り組んでまいります。