107日、8日の二日間にわたり、電通育英会の支援をいただき、全国のハビタットの学生支部「キャンパスチャプター」のメンバーを集めた全国学生研修「JCC Festa 2023」を東京都渋谷区で開催しました。全国のキャンパスチャプターのメンバーが一堂に会したのは、コロナ禍以来の約四年ぶりです。キャンパスチャプターとしての活動が制限されていた時期を乗り越え、この二日間のために、全国42団体から総勢約300名の学生が集結しました。

今年のテーマは『We Are Campus Chapters!~僕らはきっと想像以上だ』を掲げました。このテーマには、本イベントの運営と企画を手伝ってくれた48名もの大学四年生から後輩たちへの思いが込められています。学業も課外活動も制限される中で大学生活を送ってきた四年生たちにとって、コロナ禍の制限が緩和された今だからこそ、仲間と共に行動することのすばらしさや、チームとなって動くことの影響力、そして、それは自分一人の力を超えて地域や社会に支援の輪を広げることにつながることを伝えるために企画を進めてきました。

研修初日、これまでオンライン上でしか会えなかった全国の仲間と対面できたことで、開場内は熱気にあふれていました。まずは、300人の学生をグループに分け、グループでの自己紹介から始まりました。そして、グループ毎でのワークショップを通じて、ハビタットのキャンパスチャプターをつないできた先輩たちの思いを伝え、学生たちによるボランティア活動や、その実践を通して得た学びを共有する時間を持ちました。夜には全国のメンバーがゲームを交えて交流するなど、初めて会うメンバーとのつながりを更に深める時間を持ちました。

そして迎えた二日目、「チームビルド」をテーマに、学生たちが自分たちの拠点となる地域に戻り、仲間と共に地域課題に対して取り組んでいけるよう、具体的にチームで考えを共有し、行動に向かうことを目指したワークショップの時間を持ちました。それぞれのキャンパスチャプター、また地域毎にグループを分け、最終的には自分たちにできる「一歩」を紙に書きだし、企画を参加者全員の前で発表するなど、学生たちが切磋琢磨し合う時間となりました。

最後には、その一枚をそれを集めてレンガに見立

参加した学生は、「自分たちが所属しているキャンパスチャプターの目標を明確にすることができたことは、とても大きな一歩でした。今回、一緒に活動する仲間とアイディアを出し合って、今後の活動を、自分たちが主体となって周りにどのように伝え、実動していくかを、具体的に考えることができました」と感想を寄せてくれました。

2日間と限られた時間でしたが、ハビタットのキャンパスャプターとして活躍していくために、先輩たちから後輩たちへとこれまでの経験や知見をつなげる時間となりました。参加した学生たちは、テーマである「We Are Campus Chapters!」という心を一つに、これから自分たちの地域に戻り、全国各地からハビタットの支援の輪を地域に、さらに世界へと力強く広めていきます。ハビタットはキャンパスチャプターをはじめとした若者による住まいの支援への参加を推し進めることで、今後も次世代代を担う若きリーダーを輩出してまいります。