厳しい日差しが照りつけた8月27日、東芝キヤリア株式会社にご協力いただき、静岡文化芸術大学を拠点にハビタットの活動に取り組む学生団体(キャンパスチャプター)「Alicia」の学生と共に富士山麓で清掃活動を実施しました。
キャンパスチャプターは、ハビタットの理念に賛同し、大学のキャンパスを拠点に自主運営される学生団体です。学生たちは、ハビタットの活動にボランティアとして参加するほか、住まいの必要性を伝え広め、ファンドレイジングに取り組むほか、大学キャンパスを拠点に地域でのボランティア活動に取り組んでいます。Aliciaは特に持続可能な地域づくりに目を向け、コロナ以前はさまざまなエコ活動に取り組み、富士山での清掃活動にも取り組んできました。コロナ収束に伴い、学生たちが地域活動の再開を目指す中、富士事業所を持つ東芝キヤリア株式会社にご支援をいただき、Aliciaに所属する学生と同社社員を交えた地域ボランティアイベントを企画し、富士山の麓で清掃活動を実現することができました。
富士山では、観光客の増加に伴い不法投棄されるゴミの量が増えています。ゴミの中には土壌を汚染する有害物質が含まれるものであったり、土にかえることのないプラステック類であったりと、ゴミの不法投棄は富士山の環境や生態系を脅かし、周辺に暮らす地域住民にとっては地域課題の一つです。
活動当日は、東芝キヤリアから72名、そして11名の学生ボランティアが集まるなど、コロナ禍以降最大規模のボランティアが一同に介し、チームに別れてゴミの分別を行いました。そして、限られた時間でしたが、軽トラックいっぱい分のごみを拾い集めることができました。
活動に参加くださったCarrier空調部門GCS Japan 社長の久保さんは、「神聖かつ自然溢れる富士山麓は、富士事業所からほど近く私たちにとって大切な憩いの場です。微力ではありますが、こうした形で私たちの大切な自然の保護や地域社会に貢献できたことは大いなる光栄です。また地元の学生の皆さんとコミュニケーションをとりつつの協働作業は、参加の従業員にとっても良い経験となり、大きな達成感が得ることができました」と感想を寄せてくださいました。そして、誰もが安心して、そして安全に暮らせるコミュニティづくりを目指す学生たちにとっては、地域活動を再開する一歩となりました。
東芝キヤリアの皆さま、猛暑の中、学生たちと共に、富士山麓の清掃活動にご参加くださりありがとうございました。