4月12日(水)、約150人もの方々にご参加いただき、八芳園(東京都港区)にて「チャリティガラ2023」を開催しました。今年は、「Help Us Build Hope for Children in Japan and Cambodia(日本とカンボジアの子どもたちに希望を与える取り組み)」をテーマに、日本とカンボジアで取り組むプロジェクトへの支援をお願いしました。その一つが、この5月に一つ目の男子寮の改修を終える児童養護施設「エリザベス・サンダース・ホーム」における施設修繕プロジェクトです。同施設では、改修を必要とする寮がもう二つ残されています。これらの寮をすべて改修し、施設に暮らす全ての子どもたちがより安心して、安全に過ごせる住まいを持てるよう、プロジェクトの継続を目指しています。そして、もう一つが、カンボジアでの水と衛生支援プロジェクトです。郊外にある小学校の中には、安全な飲み水や安心して利用できるトイレが備わらない学校も多く、そうした環境が、子ども達が学校に通うことの妨げとなっています。そこで、カンボジアの小学校を対象にハビタットが取り組みを進める水と衛生支援プロジェクトを日本から支え、より多くの子ども達が安心して学校に通えるよう、トイレや手洗い場といった衛生設備の設置支援プロジェクトに向けて支援を募りました。
ガラでは、カンボジアの住居建築支援にこの春ボランティアとして参加した学生が自身の経験を伝え、「きちんとした住まいがないために、子ども達と一緒に暮らせない家族がいる現実にショックを受けました」と話し、「ハビタットを介して学生でもできることがあることを知りました」と参加者に思いを伝えました。また、エリザベス・サンダース・ホームの施設長山田さんにお越しいただき、寮の改修を必要とする背景をお伝えいただきました。こうした講演を受け、プロジェクトそのものへの寄付をはじめ、企業や個人の皆さまにご寄付いただき実現したチャリティオークション、そしてチャリティラッフルに大勢の方がご参加くださり、日本、そしてカンボジアの子ども達の未来を築くためのプロジェクトを継続するためのファンドレイズを実施することができました。そのほかにも、ご参加くださった皆さまにお楽しみ頂けるよう、和楽器奏者デュオである「AUN」をはじめ、「TAG JAZZ TRIO」の皆さまにご出演いただきました。
イベントのスポンサーをはじめ、当日の運営をお手伝いくださった学生ボランティアの皆さんなど、たくさんの方に支えられて無事にチャリティガラを開催できましたこと、そしてチャリティガラの開催を通じて多くのご支援をお寄せいただきましたことに改めて感謝申し上げます。