ハビタット・フォー・ヒューマニティ・ジャパンは設立当初より、キャンパスチャプターという学生支部と共に、国内外でボランティア・ファンドレイジング・啓発活動を行っています。キャンパスを一つのコミュニティとしてとらえることで、そのコミュニティから一人でも多くの方に、貧困住居問題のことを訴 え、ボランティア活動や募金活動に賛同し、参加していただくことを目標に、全国33のキャンパスで学生たちが活動しています。
また、ハビタットは『ユースプログラム』という支援プログラムを通じて、国際協力に関心を持つ若者を育てることで、継続的に貧困住居問題に取り組んでいくことを目指しており、キャンパスチャプターは、その中核を担う組織です。特にアジア太平洋地域においては、Habitat Young Leaders Buildという、ハビタットの中で最大規模のユースキャンペーンを毎年12月から3月頃まで実施しており、アジア太平洋地域で活動する各国ハビタットが、ボランティアや募金活動、啓発イベントなど、若者が企画する様々なプロジェクトをサポートしています。
その一環として、本年より新たにキャンパスチャプター代表研修を開始しました。西日本と東日本で2回にわけて開催された研修会には、33キャンパスチャプターの代表たちが一堂に会し、ハビタットはどんな活動を行っているNGOであるか、なぜ貧困住居問題にアプローチしているのか、またキャンパスチャプターが担っていることは何かを学び、キャンパスチャプター同士が協力し合い、日本からどのように支援の輪を拡げていくことができるか、一日がかりで協議を進めました。
北海道大学で代表務め、札幌から参加した坂田奎さんは、「ハビタットがどういった活動をしているNGOなのか詳しく理解でき、 また他の学生リーダーたちと意識の共有をさせてもらえて、とても有益な時間でした。また、他のキャンパスチャプターの様子も分かり、同じような立場を経験した仲間たちと話すことができ、とても刺激になりました。今はまだ北海道には1つのキャンパスチャプターしかなく、他の地域の仲間たちからいろいろと教えてもらいながら活動を続けていますが、これからは、北海道から全国のキャンパスチャプターのみんなを巻き込んでいけるように、協力しあっていきたいと思いました。」
研修を通じて学んだことをリーダーがそれぞれのキャンパスに持ち帰り、メンバーたちに伝えることで、ジャパンキャンパスチャプターとしての活動が更に発展することを期待しています。