2020年10月17日(土)、18日(日)の二日間にわたり、ハビタット・ジャパンの学生支部(CC:キャンパスチャプター)を対象としたユースオンラインイベント「JCCフェスタ2020」を開催しました。今年度は新型コロナウイル感染拡大防止の観点から史上初のオンライン開催とし、ハビタットの活動に取り組む全国から総勢300名以上もの大学生がオンラインで集結しました。

今年度のテーマは、「Re:connection to New Action」。Re:conneciton、コロナ下で活動が制限される中、キャンパスチャプターのつながりを再発見し、New Action、新たな活動につなげて欲しいという運営メンバーの想いが、このテーマには込められています。コロナウイルスにより社会が一変する現在、大学生はオンライン授業で通学も出来ず、さらにキャンパスチャプターは主たる活動であるボランティア活動も自粛となり、キャンパスチャプターの存在意義、ボランティアの在り方などが問われていました。その重苦しい空気の中、立ち上がったのが約50人からなる運営メンバーの大学4年生たちでした。対面での活動は早期より断念し、イベント自体を中止することも検討しましたが、「こんな状況だからこそ、自分たちと同じ状況の仲間と繋がって、新たな活動のきっかけを見つけて欲しい」との思いからオンラインでの開催にチャレンジすることなりました。

イベント当日は約7人程度のチームを他大学の学生間で作り、運営メンバーがファシリテーターとして入り二日間各ワークショップを行いました。1日目はテーマの「Re:connection」に焦点をあて、自分を知る事、お互いを知る事が出来るワークショップを行いました。これにより、初めは緊張していた各メンバーも最後には自然と笑みがこぼれ、チームの結束力が高まりました。

また、夜はオンラインの特性を活かした視聴型のイベントを行いました。ハビタット・アジア本部の方をゲストして迎え、フィリピンと中継を結び、アジアにおけるハビタットの活動などを紹介して頂きました。(当日の様子はこちら:https://youtu.be/gKIALAIeKLk)そして2日目は「New Action」を体感してもらうために、チームで力を合わせて共通の課題に取り組むワークショップを実施。ロールプレイングゲームからスタートし、各班ごとにどんなアクションがコロナ禍で求められ、自分たちにできることは何かを考え話し合いました。この二日間を通して寄せられたアンケートからは、「オンラインで疲れるのではととても不安でしたが、分量もちょうどよく楽しかったです」「オンラインでしかできないコンテンツを考えてくださって、すごく楽しかったし、ハビタットの数がこんなにあるんだと改めて考えさせられるテーマでした」と危惧していたシステムの問題も発生せず、オンラインでも楽しんでいただけた様子が伝わって来ました。また、オンラインの強みを活かして当日参加出来なかったキャンパスチャプターのメンバーにもイベントの雰囲気を味わってもらおうとYoutubeライブ配信を行い、200人を超えるメンバーが視聴してくれました。

参加した学生たちにはもちろん、私たちにとってもオンラインという新たな取り組みの一つを無事成功させることができ、これからのユースプログラムの更なる広がりを期待できる機会となりました。ハビタットは今後も時代を担う若いリーダーたちの取り組みを応援していきます。

【本活動は某個人の寄付者の方のご支援により、実施されました。ユースの活動にご支援いただき、感謝申し上げます】