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適切な住まいで暮らせずにいる人々は、世界中で16億にものぼると言われていますが、その半数の8億人がアジア太平洋地域にいます。不適切な家での暮らしは、安全、休息、健康、そして時に命を人々から奪います。日本では少子化が問題となっていますが、世界では人口増加とともに住まいの問題が深刻化しています。

その深刻な問題に若者の力で取り組もう、というキャンペーンが、Habitat Youth BUILD (HYB: ハビタットユースビルド)です。今回で4回目の開催となるハビタットユースビルドは、先日12月5日に開幕しました。本キャンペーンの主役である若者たちが、アジア太平洋地域の各国で、住居建築活動、地域の清掃や募金活動、ワークショップや集会など様々な活動を通し、世界の貧困住居問題を啓発します

ハビタットユースビルドのスローガンは、"プレイ・アクト・シェア"。今回は過去最大となるアジア太平洋地域15カ国が参加します(バングラデシュ・カンボジア・中国/香港・フィジー・インド・インドネシア・日本・ネパール・ニュージーランド・フィリピン・シンガポール・韓国・スリランカ・タイ・ベトナム)。 そして、今回はじめて、ラテンアメリカのハビタットもこのキャンペーンに参加することになり、アジア発の貧困住居問題への取り組みは、世界に広がりを見せ始めました。最終日の2015年3月21日までの約3ケ月間、100万人以上の若者たちの参加が見込まれています。

現在、33の大学キャンパスに学生支部があるハビタット・ジャパンでは、このキャンペーン期間中に400名以上の学生が海外住居建築ボランティア(Global Village Program)に参加する予定です。彼らは、ハビタットユースビルドの一環として、地元の若者たちと交流しつつ世界の貧困住居問題改善の為に汗を流し、声をあげていきます。

各国の取組みは、Habitat Youth BUILDのFacebookグループページで随時お知らせしてまいります。若者たちの取り組みを、是非援してくださるようお願いいたします。

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