11月10日(東京・市ヶ谷)、17日(大阪・梅田)に、来年春の海外建築ボランティアプログラム (GV: Global Village program) に参加するチームのリーダー向けトレーニングを開催しました。2日間で90名が参加し、参加者は、GVへの期待と熱意を胸にトレーニングを受講しました。
 
P20131102.jpgGVの特徴として、一般のスタディツアーやワークキャンプと違い、現地での活動の詳細を、各参加チームが自分たちの計画に則り独自に作り上げることが挙げられます。そのため、チームをまとめるリーダーの役割は重要です。リーダーは、チーム受入れ先となる国のハビタット・スタッフと交渉や調整を重ね、活動日程や滞在先などを決めていきます。本トレーニングは、このような役割を担うチームリーダーたちが、ハビタットという支援団体の概要やGVに対する理解を深め、参加に必要な様々の手続きを習得することを目的としています。
 
 
 
トレーニングは午前と午後の2部構成で、午前の部では、ハビタット・ジャパンのスタッフや参加者の自己紹介のほか、世界各国に支部を持つハビタットの活動、特に自立支援の仕組みや今後の活動展開についての説明をしました。その中では「自分たちがこれから参加するGVはどの様なものなのか」ということを改めて認識できるようクイズなども用いました。午後の部では、チームリーダーが担う役割や心構え、プログラムの調整手順、リスクマネジメントについて具体的な例を用いて説明を行いました。参加者は、グループごとに「もしGV活動中にリーダーが倒れたら?」、「病人に付き添う時に必要な対応は?」など実際の活動を想定した場面を実演し、楽しく学ぶことができました。午前・午後を通して、参加者は、説明に真剣に耳を傾け、リーダーとしてGVに参加する意味と責任について再確認を行ないました。また、トレーニング後に開催した交流会では、GV参加者の経験談や各CCチームの状況を共有することができ、リーダー間での熱心な情報交換が行われました。
 
 
P20131104.jpg今回のトレーニングには、CCの学生たちに加えて、CC設立を目指す大学生たちや、一般の方が個人でGV参加へ参加できるツアーをハビタット・ジャパンと共同で企画・実施している旅行代理店の方も参加しました。CCのチームリーダー以外の方が、複数参加してくれたことは、ハビタット・ジャパンの海外建築ボランティア派遣活動が、日本の社会の中で少しずつ広まってきていることの表れだと感じました。
 
GVの魅力は、参加する学生たちが自分たちでプログラムを作り上げることが出来、取り組めば取り組むほど、得るものが大きくなるところにあります。彼らが織り成し、作り上げていく様々な来春のGV活動に期待を寄せています。
 
 
次回のチームリーダートレーニングは、2014年6月頃の開催を予定しています。
◆関連ページ 
「海外建築ボランティア」詳細
「建築ボランティア体験談」はコチラ
動画 「More than Houses:私たちが10日間で築いたモノ <前編>」
動画 「More than Houses:私たちが10日間で築いたモノ <後編>」
※「Wajjuハビタット掲載ページ」へ移動します