P9220037.jpg9月22、23日の2日間、「交流&未来:ハビタット・ジャパンの5年後を考える」をテーマに、国立中央青少年交流の家(静岡県御殿場市)で、ハビタット・ジャパンの学生支部(Campus Chapter:CC)を対象としたCC東西合同ワークショップ(通称、御殿場合宿)を開催しました。通算5回目となった今回は、全国の学生支部(CC)に所属するメンバー、CC設立を目指す学生たち、そしてCCを卒業したOB/OGを合わせ、過去最多の140名近くが集う合宿となりました。
初日は、課題解決ワークショップとして参加者全員が班に分かれて野外炊事活動を行い、交流を深めました。大学間の壁を越えた混合チームで行う炊事、「ポイント・クッキング」では、ハビタットの概略や、世界の貧困問題をクイズ形式で出題し、正解したチームには食材や薪と交換できるポイントが与えられます。どのチームもほぼ初対面の参加者10名で構成されましたが、クイズを解く人や、火をおこす人、食材を切る人などとチームワークの良さを発揮していました。そして、見事必要な材料を獲得して出来上がった料理はハビタット・ジャパンのスタッフが味見。一番美味しかった料理、最もオリジナルティ溢れる料理を作ったチームは合宿最終日に表彰され、盛り上がりを見せた活動となりました。
P9230137.jpg2日目は、「CC引退後もハビタットとつながっていくには」というテーマの下、OB/OGの方々が「ハビタットでの経験が今の仕事でどのように役にたっているか」、「社会人として、現在どのようにハビタットと関わっているか」を中心に、卒業後の繋がりについてお話しくださいました。その後、OB/OGを交え昨日のチームに別れてディスカッションを行いました。様々な意見を聞くことが出来るように、何度かメンバーを変更しながら話し合い、最終的に元のチームに戻って意見をまとめ、全体に発表しました。現役CCメンバーやOB/OGがいつでも集うことが出来る場所「ハビタット・カフェ&バー」の運営や、ハビタットOB/OGに現役生の活動を伝える「JCC新聞」の発行など、様々なアイディアが溢れていました。
P9230214.jpg今回の合宿は、そのテーマが示す通り、「卒業後の関わり」という長期的な視点を培ってもらうことを目的として開催しました。2日間の合宿は、CCを超えた横のつながりを深める場としてはもちろんのこと、ハビタット・ジャパンとのつながりの中で、OB/OGとの縦のつながりの重要性を、参加したみなさんに理解し、再確認してもらえる場となりました。
現在、20の大学で22のCCが活動しています。その参加学生数は1,300名を超えます。ハビタット・フォー・ヒューマニティが取り組んでいる世界の貧困住居問題の解決に向けて、CC現役生とOB/OGたちのさらなる活躍が楽しみとなる有意義な2日間となりました。