6月9日(大阪・梅田)、16日(東京・四谷)にて、夏に海外建築ボランティアプログラム(GV:Global Village program)に参加する各チームのリーダー向けトレーニングを開催しました。会場には2日間で100名もの学生が集まり、GVへの期待と熱意を胸にトレーニングを受講しました。
GVは、一般のスタディツアーやワークキャンプなどと違い、チームがオーダーメードで現地活動の詳細を作り上げていく点が特徴。そこでは、チーム自身が受入国のハビタットスタッフと交渉や調整を重ね、活動日程や滞在先などを決めていくことから、チームをまとめるリーダーの役割は重要です。トレーニングは、そのチームリーダーがまずハビタットやGVへの理解を深め、GV参加に必要な様々な手続きを習得してもらうことを目的としています。
講義は午前と午後の2部構成。午前の部では、スタッフや参加者の自己紹介の後、ハビタットの活動や自立支援の仕組みについて説明。自分たちがこれから何に参加するのか、一部クイズなどを織り交ぜながら改めて学習しました。午後の部では、より具体的に、チームリーダーが担う役割と心構え、プログラムの調整手順、リスクマネジメントについて説明。今回は新たにシュミレーションを追加。「もし活動中にリーダーが倒れたら?」「病院に付き添った時に必要な対応は?」など想定して実演しながら対処法を学びました。参加者らは、真剣に耳を傾け、リーダーとしてGVに参加する意味とその責任について再確認していました。また、トレーニング後に開催した交流会では、GVの経験談や各チームの状況を共有。リーダー同士熱心に情報交換をしていました。
日本大学のハビタット・ジャパン学生支部、キャンパスチャプターに所属する2年生の加藤奨人さん(20)は、今年の春に初めてGVに参加しました。1つの家をチームみんなで声を掛け合って建てたことが、忘れられないと言います。この夏のチームでは、自らリーダーとして手をあげました。「GVを通じて、チームとして自分たちが努力することで改善できることがあるかもしれないと思い、リーダーとして立候補しました。メンバーがGVに参加してよかったと思えるような、環境作りに努めたいです」と意気込みを語りました。(写真右:メモをとりながらTLTに参加する加藤さん)自分たちで作り上げる分、チームで取り組めば取り組むほど、得るものも大きくなるのがGVの魅力。彼らが織り成す様々なGVに、今夏も期待がかかります。
次回のチームリーダートレーニングは、2013年11月頃の開催を予定しています。
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【GV】夏渡航チームリーダートレーニング開催報告
2013/06/19