アジア7ヵ国(日本、インド、ネパール、カンボジア、中国、インドネシア、フィリピン)で同時開催したハビタットのYouthBUILD 2013。アジア各国の学生たちが住居建築活動ボランティアに参加するなか、日本からは34名の学生が宮城県東松島市で復興支援ボランティア活動に参加しました。関東からのみならず、関西、遠くは広島県から参加した学生もいました。
夜行バスは4月27日早朝、ハビタットのコミュニティ支援地の1つ、宮城県名取市閖上(ゆりあげ)地区の日和山神社に到着。広島工業大学の長谷川智大さん(20)は、「復興が進んでいると言われているが、実際に被災地を訪ねると、まだまだ進んでいるとは言えないと思います。広島には被災地の情報がだんだんと伝わりにくくなっていますが、帰ってから自分が見て聞いたことを伝えていきたいと思います。」と語りました。午後には東松島市野蒜地区へと移動し、地元の方のお話を聞いた学生たち。津波の波と天井までわずか10センチの隙間で呼吸をし、何とか助かったという経験談を聞く姿は、真剣そのものでした。(写真右:ハビタットが建設した日和山神社の東屋の前に立つ長谷川さん)
翌4月28日は3チームに分かれて、東松島市でボランティア活動に参加しました。そのうちの1チームは、希望のあかり商店街というまもなくオープンを迎える復興仮設商店街で、ベンチやテーブルを作りました。関西大学の榎本雄介さん(20)は、「全国から集まった大勢の学生と一同にボランティアに参加することで、協力してベンチやテーブルを作り、必要とされている方に届けられると思います。また、自分たちでは世界における貧困などの問題にもすぐには解決できませんが、アジアの学生みんなで協力すれば、何かがわかる助けになれると、今回のYouthBUILD 2013を通じて思いました。」と、チームで、またアジアの学生たちみんなでボランティアに取り組む意義を語りました。(写真左:ベンチを作っている榎本さん)
YouthBUILDの学生たちの取り組みは、ハビタット・ジャパン YouthBUILD 2013 ページでもご覧いただけます。
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