2月12日(水)13日(木)の二日間にわたり、東京・代々木にてユースリーダー育成を目指したユーストレーナー研修を実施しました。北は北海道、南は九州の全国各地からキャンパスチャプターに所属する総勢36名の学生がトレーナーを目指して参加しました。本ユーストレーナー研修は、ハビタット・フォー・ヒューマニティがアジア太平洋地域の若者を対象に取り組む若者育成の一つです。

トレーナー研修初日、ハビタットのスタッフが丸一日かけて5つの講義を行いました。まずはアイスブレイクを実施。緊張をほぐすために企画しましたが、さすがはキャンパスチャプターの代表の学生、あっという間に打ち解けあい、スムーズなスタートを切ることが出来ました。最初の講義では、ハビタット・フォー・ヒューマニティのビジョンやミッションをはじめ、ハビタットの取り組みに賛同する学生団体「キャンパスチャプター」として期待される役割への理解を深める時間を持ちました。次に、国際NGOとしてハビタットが目指す「持続可能な開発目標(SDGs)」におけるゴールを共有しました。SDGsの講義では、ゴールが設定された背景をはじめ、SDGsが目指す持続可能な社会には「経済」、「社会」、「環境」のバランンスが欠かせないこと、持続可能な社会を築く上では住まいの問題をはじめ、同時に社会が抱える課題を解決していく必要があることを伝えました。

そして中盤、ワークショップを開催しました。まずは参加した学生の出身地や、大学周辺のコミュニティについて、特徴や抱える問題などを一人ひとりが洗い出し、参加者に共有しました。そして、4つ目の講義では、ハビタットが大切にするリーダーシップ論を伝える時間を持ちました。ハビタットでは、リーダーシップとは一人の力で生まれるものではなく、チームのメンバー全員が同じ方向を向き、課題を共有し合い、課題解消に向けて取り組む中で培われるものだと考えています。そして、最後には、チームを組み、一つのコミュニティについて考える時間を持ちました。一日を通して学んだリーダーシップを意識しながら、「話し合いを進めるために自分に出来ることは何だろうか」、「このアイデアはSDGsに貢献出来るのだろうか」など、参加した学生からは学びを生かそうとする姿勢が見受けられ、いつにも増して真剣そのものでした。

迎えた二日目、ユースリーダー育成のトレーナーとして、初日の学びをキャンパスに持ち帰るための演習の時間を持ちました。他者に教えるには、まず自分自身が正しく理解している必要があります。参加した学生は初日の学びを復習しながら、参加メンバーに伝えることを繰り返し、演習を積んでいました。

  参加者の一人、京都外大ハビタットに所属する磯部さんは「今では80名いる団体のリーダーを務めています。メンバーをまとめるのに四苦八苦し、どのようなリーダーであるべきかを常に考えてきました。今日の研修を受けてみて、リーダーは先頭に立って組織を引っ張っていくだけではなく、周りの人に役割を与えて、その人の力を生かすこともその役割なのだと気づきました」そう研修での学びを話してくださいました。

「誰もがきちんとした場所で暮らせる世界」を目指すハビタットの学生支部として、メンバー一人ひとりのリーダーシップが発揮されることでキャンパスチャプターが生み出す社会変革は、持続可能な世界を築く一助になると考えています。本研修は、公益財団法人電通育英会の助成により実現することができました。ハビタットでは、引き続きユーストレーナーの育成を通じて、若者の育成に取り組んで参ります。