2019年9月21日(土)、22日(日)の2日間にわたり、ハビタット・ジャパンの学生支部(CC:キャンパスチャプター)を対象としたユース最大イベント「JCCフェスタ2019」を開催しました。北は北海道から、西は熊本まで、チャプターの一員としてハビタットの活動に取り組む全国の大学生総勢500名が御殿場の青少年の家に集結しました。

今年度のテーマは、令和元年にふさわしい「Building Leadership and Youthful Harmony」を掲げ実施しました。テーマにそって、キャンパスチャプターを引退した4回生と共に2ヵ月かけて500名もの学生が参加できるコンテンツの企画、準備を進めてきました。お手伝いとして参加した4回生50名は、日本全国に広がるキャンパスチャプターの一員JCC(Japan Campus Chapter)であったからこそ学べたこと、気づいたこと、行動できたことを現役生に伝えたい、そんな思いを形にしてくれました。

研修1日目は、ハビタットのキャンパスチャプターであることを生かし、JCCとして団体間の垣根を越えるコンテンツを用意。様々なチャプターが集まるグループに別れ、アイスブレイクから始まり、ハビタットの日本での、そしてJCCとして形になってきた歴史を振り返り、夜遅くまで、たくさんの企画を通じて、チャプターの交流を図り、新たなハーモニーが築いていました。

そして2日目、なぜチャプターのメンバーになり、JCC Festaに参加しているか、自分がハビタットのユースリーダーとして、JCCメンバーの一員として、どんな役割を担っているかを考えていきました。ワークショップでは、今までの自分の活動を振り返りながら、また自分に影響を与えてくれた先輩や友人など、自分にとってのJCCリーダーをチームでシェアしながら、今度は自分がリーダーとして何ができるかを協議していきました。そして、参加者各々がチャプターメンバーとしてのマニフェストを作り上げ、発表しました。

JCC Festaの企画運営に携わった4年生たちから参加した後輩へ「私たち誰もがユースリーダーである。その私たちが力を合わせれば世界にも未来にももっと貢献していくことができる」という期待に溢れるメッセージが送られました。チャプター設立を目指すある学生は「この夏、初めてハビタットの海外建築ボランティア(GV) に参加したことで、外の世界を見て自分の良さを磨くことができました。私の大学にはまだキャンパスチャプターがありません。でも、私の大学の学生たちも個性豊かな人たちが多いと思っています。だからこそ、ハビタットの活動を伝えたい。私のキャンパスにチャプターを作ることで、私の大学の学生たちにも、もっと広い世界を紹介したいと思います」を発表しました。

この2日を通じて、多くの参加者から「視野が広がった」、「自分たちが協力したらもっと何かできるかもしれない」といった声が沢山聞かれました。参加した500名もの学生がこれから踏み出す一歩、それぞれの地域でさらなる広がりを見せてくれることを期待し、ハビタットも若いリーダーたちの取組みを今後もサポートしてまいります。