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6月4日、5日の2日間、ボランティアチームが被災地での活動を行いました。チームは、一般参加の社会人やハビタット・ジャパンの学生団体(CC&CClub)に所属する学生ら22名。20代から60代と世代の幅広さに加え、日本を含む五カ国もの国々から集まる多国籍チームになりました。メンバーは現地到着後、大船渡市と陸前高田市の二隊に分かれて作業を行いました。
1チームは陸前高田市で活動、田んぼでがれきの撤去などを行いました。がれきの中からは、車や自転車、衣類や文具、アルバムなど、大小様々な生活用品も多数発見され、複雑な思いが交錯しながらの作業でした。現場の気温は30度近くまで上り、また田んぼのぬかるみで長靴の大部分が泥に浸りっぱなしというハードワークでしたが、田んぼ一面を片づけることができました。
もう1チームは、大船渡市で水路の清掃を実施。各家庭の生活排水を流すため、側溝のがれきやヘドロの除去に従事しました。2日間で水路約40メートル分を処理しましたが、清掃後の水路には、その見違えるほどきれいになった水に魚も戻ってきました。また、清掃中には、近隣の民宿から台所用品を取り出す手伝いをしてほしいという要請を受け、窓から大きなシンクを運び出すなど、泥まみれになりながら被災者のニーズに応える姿がありました。
5日には、さらに別のチームを編成、被災者の個人宅で床の清掃作業を行いました。一つ一つ釘を抜きながら床板をはがし、床下に入り込んだ厚さ10センチもの泥を掻き出していきました。作業中、被災者の思い出の品々も見つかり、全員の寡黙な表情が一転、笑顔でいっぱいになる場面も。その後、チーム一丸となって掻き出した床下すべてのヘドロは、土のう30袋分にもなりました。
ハビタット・ジャパンでは、ボランティア活動を継続すると共に、被災地復興のために長期的な支援を行っていきます。
◆ バックナンバー
2011.05.20 【東北支援】災害支援ボランティア募集開始
2011.05.14 【東北支援 第19報】ボランティアチーム第一陣・岩手日日新聞にて紹介(9)
2011.05.12 【東北支援 第18報】ボランティアチーム第一陣・スライドショー(8)
2011.05.04 【東北支援 第17報】ボランティアチーム第一陣・活動写真(7)
2011.05.03 【東北支援 第16報】ボランティアチーム第一陣・活動終了(6)
2011.05.02 【東北支援 第15報】ボランティアチーム活動報告(5)
2011.05.01 【東北支援 第14報】ボランティアチーム活動報告(4)
2011.04.30 【東北支援 第13報】ボランティアチーム活動報告(3)
2011.04.29 【東北支援 第12報】ボランティアチームが活動開始(2)
2011.04.28 【東北支援 第11報】ボランティアチーム第一陣が岩手県大船渡市入り
2011.04.19 【東北支援 第10報】岩手県大船渡市に衛生関連物資支援
2011.04.13 【東北支援 第9報】福島県相馬市に衛生関連物資支援
2011.04.10 【東北支援 第8報】調査隊第二陣が岩手県、宮城県入り
2011.04.06 【東北支援 第7報】EU連携(2):宮城県にテント・寝袋を提供
2011.04.04 【東北支援 第6報】学生支部、被災地復興に向け街頭募金を開始
2011.04.01 【東北支援 第5報】支援物資配布予定の福島県いわき市の避難所を訪問
2011.04.01 【東北支援 第4報】先遣隊が福島県いわき市入り
2011.03.31 【東北支援 第3報】エイピーピー・ジャパンより支援金および救援物資
2011.03.30 【東北支援 第2報】欧州連合(EU)と連携、栃木県に毛布1,000枚支援
2011.03.14 【東北支援 第1報】東日本大震災:支援募金受付開始
【東北支援 第20報】ボランティアチーム活動報告 (6/4-5)
2011/06/06