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【東北支援 第4報】先遣隊が福島県いわき市入り

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3月31日、ハビタット・ジャパンの先遣隊が福島県いわき市入りしました。現状把握と長期化が予想される復興期に向けたニーズ調査を実施。いわき市沿岸部の小名浜、江名、豊間、四倉地区および、現在、いわき市に68カ所ある避難所(避難住民4,185名)の一つ、湯本第二中学校と救援物資拠点を訪問しました。

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写真左から、小名浜漁港、小名浜地区にある海洋学校(2枚)、平豊間地区


支援の空白地帯
今回訪れたいわき市は人口34万人をかかえる福島県内で最も大きな自治体で、市沿岸部には日産自動車が工場を構えるなど工業都市として、また沿岸部の美しい海や海産物など多彩な観光資源がいわき市の産業を支えてきました。しかしながら今回、地震、津波、原発・風評による三重苦が被災地域への支援を遅らせています。実際訪れた小名浜、江名、豊間、四倉地区の状況を見ても、自宅に自力で戻った住民によるがれきの撤去作業や屋内の清掃作業は点々と確認することができましたが、行政による大規模な救援活動についてはまだまだ宮城県、岩手県の被災地域に比べ遅れを取っている現状は否定できません。いわき市で最も被害が大きかったといわれる豊間では、集落全体が壊滅状態にありながら、これまであまり報道もされておらず、こういった被災規模に比べて援助が非常に少ない空白地帯になってしまっています。このことは、家の倒壊そして避難所生活を免れた地域住民にとっても、再建を阻む多くの困難となっています。

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写真左から、最も被害の大きかった豊間地区(3枚)、がれき撤去をした住宅

ハビタット・ジャパンでは、今後、行政による支援の行き届かない被災地域での地域再建・復興支援を検討していく予定です。
 
 
◆ バックナンバー
2011.03.31 【東北支援 第3報】エイピーピー・ジャパンより支援金および救援物資
2011.03.30 【東北支援 第2報】欧州連合(EU)と連携、栃木県に毛布1,000枚支援
2011.03.14 【東北支援 第1報】東日本大震災:支援募金受付開始

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