4月3日(木)、第一回目となる「ハビタット国際NGO研究会(略称:ハビ研)」が東京・四ツ谷の岐部ホールにて開催されました。「ハビ研」は、国際NGOであるハビタットの実践的な活動分析を通じて、社会変革を担う市民運動体であるNGOの解明を目的とした研究会です。ハビタットの
研究会では、まず事務局が、「非営利セクター登場の歴史的・社会的背景」や「NGOの存在理由」などについてレクチャー。非営利組織の運営について理解を深めました。その後、ゲストスピーカーとして、不動産ディベロッパー(株)コスモスイニシアで、同社のCSR(企業による社会貢献)活動を担当している森永真由子氏がプレゼン。「企業とNGO、協働の可能性-個人的活動の積み重ねの先にあるもの-」と題し、その経験ならではの視点や発想を共有しました。
「CSRとは、社会のひずみを正し、社会を『あるべき姿』の状態に戻すこと。企業を一人の人間として見立てたときに、『善い人間になろう』というのと同じなのです。『CSRは利益にならない。それなのに、なぜCSRをやらなければならないのか』という意見があるかもしれません。しかし、CSRこそ、利益の根源である『お客様からの信頼』を生む事業だと、私は考えています」と話す森永さん。
ハビタットの活動に取り組んでいる学生たち、特に就職活動中の大学生や企業CSR分野への就職を目指している学生たちにとって、この分野で実際に活躍されている森永さんのお話は大きな糧となりました。
第1回 「ハビ研」(ハビタット国際NGO研究会)を開催!
2008/04/17