「誰もがきちんとした場所で暮らせる世界」の実現を目指し、世界70ヵ国以上で住まいの問題に取り組む国際NGO
1976年アメリカのジョージア州アメリカスで発足し、貧困により劣悪な住環境に暮らす家族に非営利で無利子の住宅支援を開始しました。安心して暮らせる住まいは健全で豊かな生活を営むための基盤だとハビタットは考え、家の建築支援に加え、衛生設備の設置支援や建築技術の普及、災害に強いコミュニティ作りなど、住まいの改善・確保、コミュニティ全体の発展を目指した支援に取り組んでいます。
アジア太平洋地域が抱える住まいの問題に取り組むため、
2001年に日本事務局が設立
人口増加と急激な都市化、また度重なる自然災害により、アジア地域における住まいの問題はますます深刻になっています。これらの問題を解消するために、日本では2001年にハビタット・フォー・ヒューマニティ・ジャパンが発足しました。2003年には特定非営利活動法人格を取得し、以来、アジア太平洋地域におけるハビタット・フォー・ヒューマニティによる住居支援を資金的に支えるほか、日本国内から海外の支援地にボランティアを派遣することで各国の住居建築を支えています。国内では、災害発生時の緊急支援に加え、社会的弱者となり得る高齢者世帯や一人親世帯が抱える住まいの問題に取り組んでいます。