POD Corporationにご協力いただき、先月末より始動したオンラインセミナー「次世代を担う若者育成」の第二回目が612()に開催されました。

二回目のスピーカーとして登壇くださったのは自然電力株式会社の創設者であり代表取締役を務める川戸健司さんです。「地球の未来を考えるなら50年後100年後を見ていく必要がある。これからの地球と自然エネルギーを考えるには、若さと経験のある自分たちがアクションを起こすことが使命じゃないか」、川戸さんのご友人が発した何気ない一言がきっかけとなり、2011年にご友人と共に会社を興したそうです。そして起業から9年、今では200名を超える社員を抱え、グローバルで自然電力の発電と普及に取り組んでいます。

会の前半では、川戸さんが人生で大切にしたいこと、そして起業から現在に至るまで、どのようなリーダーシップを発揮し、事業を拡大させていくことができたのかをお話しいただきました。「人生をかける仕事」として、30歳という若さで自然エネルギーの会社を興した川戸さんですが、起業当初は「思い」が先行し、事業計画がない中でのスタートだったそうです。しかしながら、結果的には「思い」が「共感」を招き、ドイツのエネルギー会社とパートナーシップを組んだことで、事業を成長させることができたそうです。そして、川戸さんたちの「思い」に共感した優秀な社員が集まり、今では2030年までに世界196ヵ国で自然エネルギーの発電所を作る大義を社員一同で抱え、一人一人がリーダーシップを発揮し、自然電力のグローバルでの普及に取り組んでいるそうです。

後半では、数十名から数百名の学生を抱える学生団体の代表から、これまでの成功例や失敗例を川戸さんに共有し、アドバイスを頂きました。「社内では自律分散を意識し、リーダーとして時に誤ったことがあれば非を認め、他者の意見に耳を傾ける姿勢を大切にしています。大切なのは『自由と規律』。規律の中に自由を与えることで、社員一人一人が目的に向かって自分で考え行動できるように心がけています」そう川戸さんは、自身がリーダーを務めてきた中での学びと実践をお話してくださいました。セミナーに参加した多くの学生が抱いていたリーダー像は、リーダーはメンバーを率いる行動と意思決定ができる頼れる存在。セミナーを受け、「問題を一人で抱えるのではなく、メンバーを巻き込む大切さに気づいた」との声が多くの学生から聞かれました。川戸さんからの学びを学生たちが生かし、失敗に屈することなく、それぞれが抱える「思い」を実現できるリーダーに成長していくことを願っています。

ハビタットでは、「これからの未来を築くのは今の若者たち」そうスローガンを掲げ、国内外でのボランティア活動の実践をはじめ、若者一人一人がリーダーシップを発揮し、より良い未来が築けるようオンラインセミナーなどの開催を通じてリーダーシップの育成に取り組んでいます。スピーカーとして登壇くださった川戸様をはじめ、本会の開催にご協力くださるPOD Corporationの皆さま、また参加くださった学生の皆さん、ありがとうございました。3回目となる次回の開催は626日に開催(詳細はこちら)を予定しています。キャンパスチャプターに所属する学生の皆さん、奮ってご参加ください。

POD Corporationについて:
人生に豊かさを。やりたい事、好きな事で成功を収め、社会に還元する。PODは東京、ロサンゼルス、ニューヨークをベースに社会的影響力の強いスポーツ、Performance & Arts、アントレプレナーの方々と共に、社会に必要とされる新たな価値創造を目指します。
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