ハビタット・ジャパンは設立20周年目を迎えます

アジア太平洋地域の建築支援地にボランティアを派遣することから始まった日本での活動は
ボランティアや支援者と手を取りあうことで
20年目の歩みを迎えます

ハビタット・フォー・ヒューマニティ・ジャパンは本年11月19日に設立から20周年目を迎えます。アジア太平洋地域の貧困地域の居住問題の解消を担い、日本に事務局を開設してから20年、ハビタットのミッションである「ハビタット・フォー・ヒューマニティは、住まい、コミュニティ、そして希望を築くため、人々と手を取り合いながら、信念を持って活動する」を実践し、国内外へと活動を広げ、『誰もがきちんとした場所で暮らせる世界』の実現に取り組んできました。

東日本大震災、そして新型コロナウイルスのパンデミックと、団体の活動を大きく左右する自然災害が起きる中でも、皆さまによる力強いお支えのもと住まいの支援を必要とする方々に寄り添い、住まいの支援を継続できましたことに心から感謝申し上げます。更なる20年を皆さまと共に歩み続けられるよう、引き続きの活動へのご支援とご参加を心よりお願い申し上げます。

活動を支える

ハビタット・ジャパン20年の歩み

ハビタット・ジャパンの始まりは、海外建築ボランティア「グローバル・ビレッジ(GV)」に日本から参加するボランティアに後押しされる形で始まりました。2003年11月、特定非営利活動法人格を取得して以来、アジア太平洋地域の住宅問題を解消するため、ハビタット・ジャパンはボランティアと建築に必要な支援金を募る役割を担い、アジア各国のハビタットオフィスと連携し住宅の建築支援をはじめ、災害や紛争により住まいをなくした方の緊急支援を日本から支えてきました。

そして、2011年の東日本大震災を機に、国内での住まいの支援を本格的に始動しました。岩手県と宮城県の2拠点に事務所を構え、震災発生から約4年、緊急期から復興期まで、多くのボランティアにご協力いただきながら被災した方々に寄り添い、生活の基盤となる住まいを一日も早く取り戻せるよう取り組みました。以来、広島土砂災害、熊本地震と緊急支援への取り組みを実施してきました。

そして、2017年、事務所のある東京を中心に、身近な住まいの問題に目を向け、清掃・片付け支援と入居支援を立ち上げたほか、コロナ禍を受けて、児童養護施設といった住まいに代わる福祉施設の改修を通じて、誰もがより安心して、そして安全に暮らせる住まいの実現に取り組んでいます。

活動をお支えくださる個人や企業、団体の皆さまに
心より感謝申し上げます。
引き続きの活動へのご支援とご参加を宜しくお願いいたします。