一般社団法人日本住宅協会の機関紙「住宅」(2016年3月・p112-124)に、ハビタット・ジャパンの職員による寄稿文が掲載されました。
「国際NGOの災害住宅支援:ハビタットの住宅修繕事業を事例に」というタイトルのもと、国際NGOであるハビタットが東北復興支援事業の一環として取り組んだホームリペア支援(被災住宅250軒以上の修繕を実施)を事例に、その成果と課題について述べ、次なる大災害への教訓を示しています。
また、本論では、海外支援を主とするNGOの役割は、日本国内の災害支援で積み上げた成果を通じて、問題を社会に訴え、その改善を実現していくことではないかとの視点を提起しています。その一環として、ホームリペア支援の実施背景となった「住宅の応急修理制度」(災害救助法)が考慮すべき課題に触れ、本誌の購読者である国や都道府県、政令市や独立行政法人等の住宅政策等を扱う部局の担当者の方々に向けて意識喚起や提言を行います。
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1 .はじめに
 豪華でなくても健全な住宅。それは、人間が人間らしい生活をするための基礎である。...
2 .ハビタットの被災住宅修繕事業
「ストレスが大いに減少し、特に妻が精神的な疲れから開放され、『死にたい』と言わなくなったことが一番の救いです。」今回ハビタットが実施した支援事業の中で、最も大きな事業が被災住宅修繕事業(ホームリペア支援)である。...
3.支援成果
この支援の成果について、もう少し具体的に述べる。ハビタットでは、支援評価の一環として、昨年10月、宮城県で支援した計81世帯にアンケート調査を行った。...
4.支援課題
このように、受益者への影響という支援活動にとって最も重要な点について高い成果が得られたHR支援であるが、一方で大きな課題も残った。...
出典:一般社団法人日本住宅協会 機関誌「住宅」2016年3月号
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※本誌は日本住宅協会様の特別のご理解をいただいてデータ掲載しております。
◆ 「住宅」への過去の寄稿はこちらよりご覧いただけます。
2015.12.17 : 日本住宅協会機関紙「住宅」11月号に寄稿しました
2015.08.28 : 日本住宅協会機関紙「住宅」に寄稿しました