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jpflogo_20110516.jpg4月中旬、スリランカ北部のマナー県で住居建築事業が始まりました。2009年、約25年にわたって続いた内戦が終了し、それぞれの故郷に帰還し始めた国内避難民の再定住を支援するプロジェクトです。ハビタット・ジャパンは現在、ジャパン・プラットフォームの助成の下、ハビタット・スリランカと連携して支援を行っています。
  
assessment_neelasenai_20110504(1).jpgこの事業は、もともとマナー県ではなくスリランカの最北端ジャフナ県(Jaffna)で実施する計画でした。しかし、事業の開始直前に、スリランカ政府として北部地域全域の復興を監督する大統領特務機関(PTF:Presidential Task Force)から要請があり、それに基づいて調整と調査を重ねた結果、マナー県で実施する方向で決まりました。現地調査を通じて、このマナー県が、コアハウス、つまりきちんとした家を建てるという支援ニーズが高い地域の一つであることが分かっています。 
   
5月5日には、マナー県の中心地マナータウンから15kmほどの距離にあるニラセネ村(Neelasenai)で、ホームオーナーの選定作業を行いました。当面は6月末までに約20軒の住居建築を行う計画であることから、村の世帯を一軒一軒回って帰還した家族と面会し、一家の暮らしや紛争中の状況などについてヒアリング。時には、田んぼの中をはだしで30分も歩いて訪問し、最初の20軒を決めるための情報収集を行いました。
 
現地では今後、建築資材の価格や調達方法などについて最終的な調整を行った後、実際の建築に入っていく予定です。
 
ハビタット・ジャパンは、「誰もがきちんとした場所で暮らせる世界」の実現に向け、長期的な支援活動を行っていきます。
   
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写真(左から):ヒアリングを行う現地スタッフ、田んぼの中を延々と、今回選ばれたホームオーナー家族
  
   
◆支援状況/現地リポート
2011.05.02 【東部 第1報】水害被災者への住居修繕・シェルター支援を開始
2011.04.18 【スリランカ】紛争/水害被災者支援がスタート!支援募金受付開始