ハビタット・ジャパンは、2011年4月より、スリランカで二つの人道支援事業を行っています。
【北部マナー県:紛争帰還民の再定住支援】
スリランカでは、1983年以降、総人口の7割を占め仏教徒が多いシンハラ人と、ヒンドゥー教徒の多いタミル人との間で民族対立が勃発し、内戦へと発展。その表舞台となった北部・東部地域では多くの住民が国内避難民となり、生活を追われました。2009年、スリランカ政府軍の軍事作戦によって内戦が終結、多くの人々が避難民キャンプなどから帰還しています。しかし、ようやく戻った場所は荒廃し、家族とは離れ離れのままで新たな生活を始めなければならない状況です。急場しのぎでつくった家は、わらや朽木、ビニールシートなどを組み合わせただけのもので、雨風を十分に防ぐこともできません。今回、ハビタット・ジャパンは、北部マナー県(Mannar)において、国内避難民の生活再建をサポートし、また再定住が円滑に進まないことで内戦状況に逆戻りすることがないよう、住居建築を通じた紛争帰還民の再定住支援を行います。
【東部バティカロア県:水害被災者へのシェルター支援】
他方、スリランカ東部では今年1月から2月にかけて、モンスーンによる洪水が発生。全体で125万人が被災しました。ハビタット・ジャパンは、被害の大きかったバティカロア県(Batticaloa)においてシェルターキット配布を通じた支援を決定。被災家族250世帯(約1,000人)に対し、6月末まで被災家屋の修繕やシェルターの建築を行います。
支援募金の受け付けを行っています。寄せられた支援募金は、公正、適正に被災者支援の活動に用いられます。皆さまのご協力をお願いいたします。支援募金の振込先は以下の通りです。
◆支援募金の振込先:
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【銀行口座】
振込先:三菱東京UFJ銀行 新宿西支店
口座番号:普通 0105112
口座名義:トクヒ) ハビタット フォー ヒューマニティ ジャパン
※1 通信欄にお名前やご連絡先のほか、「スリランカ」とお書きください。
※2 領収証が必要な場合は、必ず「領収証:要」と通信欄にご記入ください。
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【スリランカ】紛争/水害被災者支援がスタート!支援募金受付開始
2011/04/18