南太平洋のソロモン諸島近海で発生したマグニチュード8の大地震について、ハビタット・フォー・ヒューマニティの関係者から断片的ではありますが情報が寄せられています。現在までに明らかになった情報を整理してお届けします。
? 4月2日午前7時39分ごろ、南太平洋ソロモン諸島の近海でマグニチュード8の地震が発生。被害が大きいのは パプアニューギニアに隣接した西のほうの島で、ソロモン諸島の首都ホニアラはゆらゆら揺れただけで被害はあまりないそうです。(ホニアラ在住のハビタット・ジャパン会員からの情報)
? 3メートル以上の津波が襲い、地元のニュースでは13人が死亡したと伝えています。政府による発表では報告されている13人という数以上に、20人の死者はいるだろうと記されています。(政府発表資料より)
? 西部キゾ島では、住民は高台に逃げ、屋根もないような屋外で一泊すごしました。人口の約10%、2000人が一時的にホームレス状態となりました。500軒の家屋が被害にあっています。(政府発表資料より)
? ソロモン諸島は200の島からなり、オーストラリアの北東に位置している。人口は約552,000(Peter Witton)。太平洋の海盆にあたり、「火の円Ring of fire」と呼ばれており、火山が連なり、地震が度々発生する断層があります。(Peter Witton)
? ソロモン諸島の人口は48.7万人。(外務省HPより=2006年)
? ソロモンの家はニッパ椰子(主に熱帯アジアやオーストラリア北部の海辺、河岸に生えるヤシ科の樹木)で作った家なので津波がきたらひとたまりもありませんから、おそらく跡形もなくなっていることでしょう。(ホニアラ在住のハビタット・ジャパン会員からの情報)
? 4月3日、津波に対する警戒は解除されましたが、人々はラジオを聞くなど、注意しておくようにといわれています。政府は、NGOも含め、40人ほどのアセスメントチームを構成し、現地調査を行うと発表しています。(政府発表資料より)
? 未だ余震が続いています。(ホニアラ在住のハビタット・ジャパン会員からの情報)
? アメリカ地質調査所の発表によると、本震は海面下約10キロメートルのところで起こり、その後、マグニチュード6.7と6.4の2つの地震が続いたと報告されています。(政府発表資料より)
ソロモン地震関連情報
2007/04/04