「学び」と「交流」をテーマに、ハビタットはどなたでもご参加いただける交流イベント「ハビカフェ」を定期的に開催しています。桜の満開を目前に控えた4月2日(土)、「カフェ潮の路(しおのみち)」(東京・中野区)をお借りし「ハビカフェ」を開催しました。
今回の「ハビカフェ」は、ハビタットが今春立ち上げた国内居住支援プロジェクト「プロジェクトホームワークス」の活動方針を発表する場でもありました。「プロジェクトホームワークス」は高齢者や一人親世帯など、国内で居住権が侵害されやすい方の「住まいを確保すること」、「住まいを守ること」に取り組むプロジェクトです。プロジェクト実施を宣言することで、参加くださった総勢20名近くのサポーターの方にボランティアの参加、協力を呼びかけました。
会の前半は「プロジェクトホームワークス」でハビタットが取り組む支援について報告しました。加えて、国内の居住問題への理解を深めてもらうために、ハビタットが国内居住支援で連携するホームレス支援団体「つくろい東京ファンド」の代表理事であり、立教大学で教鞭をとる稲葉剛先生に「貧困と住まい」をテーマにご講演いただきました。限られた時間でしたが、「住まい」の不安定さが「貧困」の悪循環に繋がる関係性を分かりやすく説明いただき、「安心して暮らせる住まい」が生活の基盤であることを再認識する「学び」の時間となりました。
後半は、稲葉先生をはじめ、スタッフと参加者が輪になり、意見交換する時間を持ちました。ボランティアとして国内の居住支援にどう関わられるか、また国内の貧困問題を解消するには何が最も大切か、など積極的な声が聞かれ、とても賑やかな時間となりました。
今後もハビタット・ジャパンでは、日ごろから活動をご支援くださるハウスサポーターをはじめ、ハビタットの活動に関心のある方、住まいの問題に関心のある方と交流する機会を作っていく予定です。次回の「ハビカフェ」開催はホームページ、フェイスブックをはじめ、毎月配信のメルマガでもお伝えします。メルマガへのご登録がまだの方は、こちらよりご登録をお願いいたします。なお、今回参加費としていただいた500円は、ホームレスの方の就労支援の一貫として「カフェ潮の路」を運営する「つくろい東京ファンド」に全額寄付させていただきます。ご参加くださった皆さま、ありがとうございました。